◆Cast Your Fate To The Wind / Shelby Flint ('66)
今思えばそういう時代でしたが、ジェームズ・ギャングと言うバンドは初期は相当プログレッシヴな存在だったのだなあと思います。映画「ザカライア」でジャズ・ミュージシャンと共演したり(ロックバンドが登場する西部劇映画だし)、カヴァー曲取って見てもヤードバーズやバッファロー・スプロングフィールドからラヴェル、そしてヴィンス・ガラルディ・トリオまで多彩です。「Rides Again」のA面最後に配されたメドレー"The Bomber"の中に組み込まれた"Cast Your Fate To The Wind"は、ヴィンス・ガラルディ・トリオが63年にヒットさせたピアノ曲です。ジャズには疎いですがイージーリスニング・ジャズとしても心地いい。この曲はサウンズ・オーケストラル、スティーヴ・アダイモ、シェルビー・フリントもとりあげ63〜66年の間に4回もトップ100に入るこの時期の代表曲なんですが、ここでは天使の歌声と言う事で、シェルビーの歌を聞いてもらいましょう。