アラン・トゥーサン

先日訃報が伝えられたアラン・トゥーサンの名前を知ったのは、ザ・バンドの「Cahoots」のホーン・アレンジを手掛けたことだったのか、満身創痍(のように思えました)からメンバーを補強し充実期に入ったウィングスの「Venus And Mars」のニュー・オーリンズ録音に参加したピアニストと言う認識だったのか、今となっては覚えておりません。グレン・キャンベルでヒットした"Southern Nights"の作者として、同曲の加工したvoの不思議な感じも印象的でした。今は失われてしまった古き良き(もちろん良い事ばかりではないのですが)亜米利加の風景を伝える、ノスタルジックなジャケットもまた好きです。ちなみに日本盤の帯には「一流ミュージシャンの心はニュー・オーリンズへ!あのリトル・フィート、ソシテリンゴ・スターポール・マッカートニーまでもがこの偉大なるニュー・オーリンズサウンドの父への心酔!! ドクター・ジョン、ラベルをスーパースターダムへ押し上げた新サウンド創始者。コンポーザー、アレンジャー、プロデューサー、ピアニスト、シンガーのスーパー・ミュージシャン、教え子のミーターズをバックに本邦初登場。」と煽ります。