Sunny Side Of Heaven / Fleetwood Mac

ブルーズから少しずつ離れていった時期の、いわゆる中期のフリートウッド・マックが、全然売れてなかったというのは「伝説」で、バッキンガム=ニックス参加後のブレイクがあまりにすごかったものだから比較してこういう伝説が出来たんでしょうね。「Kiln House」から始まる6枚は、ゆっくりと時間をかけてポップになってゆくさまがわかって1枚ずつ順番に聞きたくなります。日本では「Mystery To Me」と共にずっとカタログに残り続けた(つまり廃盤になってない)「Bare Trees」('72)はボブ・ウエルチ、ダニー・カーワンの2人のgtrが参加した1枚。このインストは裏ジャケの「夕陽の枯れ木」がフィットする哀愁のメロディでした。