【リーガルの人たち】3・プロコル・ハルムのデビュー作

新生RZレーベルの第1弾LPはプロコル・ハルムの「Procol Harum」('67)です。LRZ1001。プロコル・ハルムは当初Deccaのアンダーグラウンドなレーベル、Deramと契約し"青い影"を出したあと、デニー・コーデルに連れられてムーヴと共に移籍。dsは、B.J.ウィルソンに代わってます。世界的には、このファーストは、"青い影"で始まりますが、権利関係なのかイギリスでは入れれず、1曲目は”Conquistador”、ですからずいぶん受ける印象が違います。あとジャケットの有名な不気味なイラストも、英盤はノー・トリミングなんで妙な迫力があります。日本ではチークタイムの定番となったという"A Whiter Shade Of Pale"(青い影、と言う邦題は上手いと思います)はバッハの曲をモチーフにしてるため、クラシカル・ロックなイメージがありますが、少なくともライヴでは結構ブルージーだったりします。スタジオ盤はポップな曲、哀愁の曲などコンパクトにまとまってます。マシュー・フィッシャーの教会オルガンの調べとロビン・トロワーのgが印象的なラストに入った”Repent Walpurgis”を。

https://www.youtube.com/watch?v=IRpMVJrANdE