Hurricane / Bob Dylan

77年は中学3年で、それまで聞いていた邦楽から本格的に洋楽にシフトした年でした。レコード売れ続け、音楽的にはポップロックとディスコで、とくに価値あるものを生み出さなかったというのが定説ですけど、やはり76〜77年は忘れられない年です。
この時期のディランと言うとやはり「欲望」とそれに伴うローリング・サンダー・レヴュー、そして初来日です。今ではすっかりディランから遠ざかってますが、ザ・バンドとのラスト・ワルツ関連を含めこの時期のディランは存在感が違います。スカーレット・リヴェラ(英kb奏者トミー・アイアーの奥さん)のジプシー・ヴァイオリンが物哀しげな"Hurricane"は、冤罪で投獄されたボクサー、ハリケーン・カーター救済のためのナンバーで、シングルになって日本でもよくラジオでかかってました。
https://www.youtube.com/watch?v=rvCXG7ijgFU