76/77

明日へのキック・オフ

サッカー好きなロッド・スチュワートだからと安易に付けた邦題ですが、「Foot Loose And Fancy Free」('77)はなかなかの力作です。カーマイン・アピス(ds)、フィル・チェン(b〜絶対「Blow By Blow」の事が引き合いに出されてた)、ジム・クリーガン(g〜コッ…

ロックンロール・ミュージック

76年に英EMIがビートルズと交わした契約が満了となって、条件付きで編集もののリリースが可能となった事からさっそく米Capitolが企画したのが、この2枚組「Rock'N'Roll Music」でした。僕にとって初めて接したビートルズの新作で、当時ラジオでガンガン流れて…

プレイヤー

乱暴な本にはウエストコーストロックと書かれてしまって、リアルタイマーな僕なんかは??となります。でも77年の#1ヒット"Baby Come Back"はとてもよくできたブルー・アイド・ソウル曲で大好き。ちょうど全米チャートを気にしてチェックした出した頃に出会…

カムズ・アライヴ

現在も精力的にライヴ活動を続けるピーター・フランプトンは、60'sにはハードと言うポップバンドにいた頃アイドル的な人気があった人。その後ハンブル・パイの結成にかかわり、脱退後活動の拠点をアメリカに徐々に移して地道なステージをこなします。大ブレ…

ショーン・キャシディ

母違いですがデイヴィッド・キャシディの弟で、70'sの真っ当なティーン・アイドルでした。母はシャーリー・ジョーンズで、異母のデイヴィッドとシャーリーが「パートリッジ・ファミリー」で共演したのでさらにややこしい。デイヴィッドはブルース・ジョンス…

Point Of Know Return

「戻ってこれない場所」と言う意味を引っ掛けたカンサスの77年の大ヒット作が「Point Of Know Return」です。アメリカン・プログレと当時は呼ばれスティックスと共に注目株とされてた時期ですが、僕的にはプログレっぽい技を繰り出すハードロックと言う印象…

33&1/3

初めて買った(そして80's半ばまでどれかは買い続けることになる)FM誌(というものが存在してたのですよ〜お若い方には見当もつかない民放4局時代)はジョージの「33&1/3」が表紙の号なんで76年末に出た年末号かな。FMファンだった記憶(ちなみにその後はずっ…

水の中の妖精

ドリー・パートン作の"Joleen"のおかげで日本では大ヒットし、知名度が更にアップしたオリヴィア・ニュートン・ジョンの76年作。タイトル曲の"Come On Over"は再ブレイク前夜のビージーズのカヴァーでそっちも悪くない。印象的なジャケットにやられてしまっ…

フリートウッド・マックの来日

長い時間をかけてベストセラーになった「ファンタスティック・マック」の勢いに乗ってリリースされたフリートウッド・マックの「Rumours」は、メンバー間のプライヴェートなゴタゴタの中仕事に没頭して作られたプロの作品です。レコーディングに長い時間が費…

Hurricane / Bob Dylan

77年は中学3年で、それまで聞いていた邦楽から本格的に洋楽にシフトした年でした。レコード売れ続け、音楽的にはポップロックとディスコで、とくに価値あるものを生み出さなかったというのが定説ですけど、やはり76〜77年は忘れられない年です。 この時期の…