【Capitol71年の人たち】2・改めクイックシルヴァー

シスコ・サウンドが盛り上がったのはサマー・オブ・ラヴと言われた68年あたりで、JA、デッドに続けとばかりに各レーベルがシスコ周辺のバンドに食指を伸ばしていましたが、Capitolも4バンドと契約。あれから3年経ちシスコサウンドも成熟しています。クイックシルヴァー・メッセンジャー・サ−ヴィス改めクィックシルヴァーの6枚目「Quicksilver」はデイヴィッド・フライバーグ(b.kb)が参加したラストLPでした。ゲイリー・ダンカン(g,vo)の男気あふれる泣きの世界は健在。QMSに関しては全部を聞いてるわけではないんですが、妙に明るい音になってて意外です。フライバーグはカントナー&スリックに接近しジェファーソン・スターシップの前哨戦となる3者の共作アルバムをリリース後本格的に星船に関わってゆくのですが、それはまた別の話。
https://www.youtube.com/watch?v=aqPgZu5r7Yc