【水曜の女たち】キャロル・ベイヤー・セイガー

80'sにはバート・バカラック夫人だった作詞家のキャロル・ベイヤー・セイガーのキャリアは古く、60'sにマインドベンダーズの"Groovy Kind Of Love"をトニ・ワインと共作したのが最初のヒットらしいです。不遇な時代もありましたがメリサ・マンチェスターとの仕事でブレイク。AOR前夜の77年にはシンガーとしてデビュー。「私自身」と言う邦題が都会に暮らす女性を浮き彫りにする女性の時代らしい初ソロ「Carol Bayer Sager」('77,Elektra)を先日初めて聞いたのですが、70's半ば盛り上がりを見せた女性映画(「結婚しない女」とか)を思い出させる作品の数々はさすが作詞家。歌は雰囲気で聞かせるタイプですが、豪華スタジオメン(LA代表がリー・スクラー=ラス・カンケルらでNY代表がヒュー・マクラッケン・ウィル・リーら)に支えられて結構いい味出してます。この曲は途中ソロを取るリー・リトナー(g)をフィーチャー。
https://www.youtube.com/watch?v=UEq_hJP8LYI