【名曲リレー55】light#3

■Midnight Light / Le Blanc & Carr

レニー・ルブラン(vo,g)&ピート・カー(g)によるデュオ、ルブラン&カーの唯一のアルバムが77年の「Midnight Light」(Big Tree)です。といってもマッスル・ショールズの売れっ子のスタジオ・ミュージシャンである二人は組んで仕事をすることも多く、また両者共これ以前にBig Treeからソロを出しています。77年というポップ・ロック全盛期にリリースされたルブラン&カーのアルバムは、伝説的なマッスル・ショールズ出身の職人のロックというだけでなく、プレAOR的なメロディアスなロックという側面(むしろこっちの方が強い)も持っていました。最大のヒットなった"Fallin'"(#13)はメロウなバラードで泣かせるナンバー。イーグルスのカヴァーの"Desperado"、都会的なファンキーなスティーリー・ダンといった感じの"How Does It Feel"がいいです。タイトル曲の"Midnight Light"はまたメロウなポップロック。これをAORと呼ぶには抵抗ありますが…

https://www.youtube.com/watch?v=33DY12LwHik