【英国ロック72年の70曲】53・Truth / Brian Auger's Oblivion Express(RCA)

60'sにはスティームパケットやトリニティを率いてオルガン・ロックをやっていたブライアン・オーガーが、歌ありのジャズ・ロック的な方向に進むために組んだのがオブリヴィオン・エキスプレスです。後にサンタナに加わるアレックス・リガートウッド(vo)、アヴェレイジ・ホワイト・バンド出身のロビー・マッキントッシュ(ds)、ピート・ブラウンのピブロクトにいたジム・ミューレン(g)、そしてバリー・ディーン(b)というラインナップで「Second Wind」をリリースしています。このメンツはこれ一作でディーン以外のメンバーは総とっかえとなるのですが、74年あたりからアメリカでスムース・ジャズ的に評価を受けアルバムもトップ40入りするようになりました。イギリス出身のプログレ的なジャズロックの文脈ではあまり語られる事がないのも面白い。

https://www.youtube.com/watch?v=BLWFG7AzHWA