【読書歴】10・スティーヴン・キング

今でこそ、黒い背表紙(新潮文庫)か青い背表紙(文春文庫)で大半の作品が邦訳されているスティーヴン・キングですけど、最初に出た「キャリー」は超能力少女の話、次に吸血鬼の話の「呪われた町」(集英社)、そして幽霊屋敷と超能力の「シャイニング」(パシフィカ)と出すものがストライクゾーンど真ん中で十代後半は大いにコーフンしました。本筋とは関係ない情報を盛りに盛ってリアル感を出す手法も新鮮でしたが、いつしか出版ラッシュに付いてゆけなくなって遠ざかってますが近年の「11/22/63」はよかった。やはりキングは特別な作家であることは間違いないです。