【ウィンウッドの50曲】6・Vacant Chair

77年に出た初ソロ「Steve Winwood」は結構高い評価でした。こんなに地味でいいんかなあと思ったのですが、そのよさがじわじわわかるようになったのはずいぶん後になってから。77年というとパンク、レゲエなど新しい音楽が台頭し始めた時期で、「古い」音楽をやってきたヴェテラン勢には逆風の始まりでしたが、ウィンウッドの場合、新しさを盛り込んで(それは表面的なことではなく)緩やかに変化してきた様な気がします。ココモのリズム隊(アラン・スペナー=ジョン・サスウェル)にウェイラーズのジュニア・マーヴィン・ハンソン(g)参加。呪文のように繰り返される”O-ku Nsu-kun No-ko”というフレーズが耳に残ります。

https://www.youtube.com/watch?v=di4koDYVP3s