72ラマタム、リンダ

【米国ロック72年の70曲】2・Heart Song / Ramatam(Atlantic)
ブルーズ・イメージのマイク・ピネラ(g,vo)やジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスのミッチ・ミッチェル(ds)が結成した大型ハードロックバンド、ラマタムのファーストはトム・ダウドのprodでマイアミのクライテリア録音でした。弾きまくる美麗の女性エイプリル・ロートン(g)の派手なプレイが耳に残るこのアルバムは、上り調子だったAtlanticの勢いを感じます。トミー・サリヴァンの吹くfluteで始まるジャズっぽい印象の"Heart Song"も基本線はハードロックで、2曲目にこういうタイプの曲を持ってくるのは実に心憎い演出です。まるでジェス・ローデンの様にソウルフルなvoですが、ピネラでしょうか? このファーストの後、ピネラやミッチェルは辞めロートンとトミー・サリヴァンを中心としたラインナップになってゆくのです。

https://www.youtube.com/watch?v=mSiT32Vz2Vg

[名曲リレー]【名曲リレー684】ever#3

■If He's Ever Near / Linda Ronstadt('76)

それまで一部でした知られていなかった新進sswのカーラ・ボノフ作品をいきなり3曲取り上げたリンダ・ロンシュタットの「風にさらわれた恋」の中の3曲の1つ。一番地味なこの曲ですが、味わい深い可愛い曲です。

Linda Ronstadt "If He's Ever Near" - YouTube