72サバス、イル・ヴォーロ、タイラー

[UK72]【英国ロック72年の70曲】16・Snowblind / Black Sabbath(Vertigo)

バーミンガム出身のブラック・サバスは黒魔術的なイメージでデビューしたへヴィ・ロックです。70'sの全盛期に来日がなかった事から当時の日本での評価はあくまでもハード・ロック・ファン限定となってましたが、意外にも2枚目以降アメリカでもトップ20入りする作品を連発しています。4枚目「Vol.4」には"Changes"と言う美しい曲がありますけど、ドラッグの事を歌った"Snowblind"が代表曲でしょう。僕が洋楽を聴きはじめた70's後半には、周辺ではサバスはあまり聞かれてなくて、とにかく「重い」とか雑誌に書かれててビビりながら聞いた覚えありますが、感覚的に「重い」と言う事がわからず、後になってこれがへヴィ・ロックということか、とわかった次第。

https://www.youtube.com/watch?v=0S7VFpDyWIU

[ユーロ]【ニチヨーロピアン】イル・ヴォーロ

イタリアのイル・ヴォーロは、キング・レコードのユーロ・ロック・コレクションの1枚を聞かせてもらった覚えはありますが、なんとなくよかったのでCD化の際に買いました。イル・ヴォーロは、Numero Uno(ヌメロ・ウーノ)というイタリアのレーベルのスタジオ・ミュージシャンによって結成されたとてもテクニカルなバンドです。メンバーはアルベルト・ラディウス(g,vo)、ガブリエーレ・ロレンツィ(kb)、マリオ・ラヴィェッツィ(g,vo)、ジャンニ・ダッラーリオ(ds,vo)、ヴェンチェ・テンペラ(p)、ボブ・カッレーロ(b)の6人組。その辺には全く疎いので覚書きになりますけど、久々に聞いても濃い味の演奏が聞かれます。情熱的としかいいようがない過剰な演奏表現はやりすぎると嫌味ですけど、ギリギリの線で抑えられています。邦題も"一匹の蚊の如く"とか"テニス靴のシンフォニア"とか"睡魔"とかなかなか印象的。ユーロ・ロックの多くが英国プログレのコピーから始まっていると考えれば、イル・ヴォーロの場合ジェネシスあたりでしょうか。そしてなんといってもこのジャケットがインパクトありますね。

https://www.youtube.com/watch?v=5CtFlLsSqsI

[名曲リレー]【名曲リレー685】ever#3

■Have You Ever Seen The Rain / Bonnie Tyler(')

CCRの有名曲は無数のカヴァーがあります。どうしてもオリジナルは越えられ(るはずが)ないので、なぞるようなカヴァーが多いのですけど、なぞりながら自分らしさを出そうとしてるものもあります。ボニー・タイラーの83年のカヴァーは割と健闘してる感じです。

https://www.youtube.com/watch?v=sH8oSVs_spg