■オーヴァードーズ / ピチカート・ファイヴ ('94,トライアド)

小西=野宮の2人体制になったピチカートの初アルバムで当時は怒涛のリリースが続いてましたっけ。この時期のピチカートは仕掛けだらけで20年以上過ぎた今、その仕掛けは風化してる物もあれば未だ新鮮なものもあるという感じです。”If I Were A Groovy”での宇野淑子(元TBSアナ)の語りや"自由の女神"での高木完のMCとか。ここでの"東京は夜の七時"は全く解体されたヴァージョン。フレンズ・オブ・ディスティンクションからインスパイアされた”Happy Sad”やカーティス・クリーク・バンド出身の八木のぶおのハーモニカが入った"陽のあたる大通り"が好きです。