【火曜はカヴァー曲のカ】Davey's On The Road Again 

マンフレッド・マンは、60'sからディランの未発表曲を積極的に取り上げてきましたが、これは一般的に流通してなかったディラン曲(主にザ・バンドと一緒にやったウッドストックに隠遁時代のいわゆる「Basement Tapes」のもの。公式にLPになったのは75年でした)を知るつてがあったと言われてます。その流れでマッギネス・フリント(トム・マッギネスはマンフレッド・マンのbassでした)にもディランの未発表曲をカヴァーしたLPがありましたし、MMEBになった「Chance」では”Mighty Quinn”をやっています。”Blinded By The Light”が大ヒットし注目された「Roaring Silence」に続く「Chance」ではジョン・サイモンの"Davey's On The Road Again"を取り上げててびっくり。日本では一部で根強い人気があったサイモンはザ・バンドのprodとして、また拙い歌声ながら味わいのあるssw的なアルバムを出してた人で、ソロは当時世界的に廃盤で日本のワーナーが発掘した位で気にかける人は、ごくわずかだったと思います。クリス・トンプソンの太く伸びのある歌声と、ある意味産業ロック的なドラマティックな演奏はこの時期やはりピカイチでしょうね。

https://www.youtube.com/watch?v=QGB4l87-024