hold on#2
- アーティスト: ジャクソン・ブラウン
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2005/09/21
- メディア: CD
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ジャクソン・ブラウンの「Hold Out」('80、Asylum)は忘れられない1枚です。昔はバカの一つ覚えの様に「Late For The Sky」ばかり聞いてたのですけど、リアルタイムでそれこそ歌詞を追った「Hold Out」はやはり格別な1枚。音的にもそれほど風化していない力強いロックンロールで、ダニー・コーチマー(g)、ボブ・グロウブ(b)、ラス・カンケル(ds)、ビル・ペイン(kb)、クレイグ・ダーギー(kb)、デイヴィッド・リンドレー(g)、ローズマリー・バトラー(vo)という最強に近いラインナップ。夫人フィリスの自殺後知り合った恋人リン・スウィーニー(「Running On Empty」のブックレットにジャクソン、イーサンと一緒の写真あり)の出逢い別れを歌った私的な作品ですが、当時の日本ではその辺の情報が行き届かず、すでに別れてしまったリンを現恋人として紹介して、熱っぽくジャクソンの男らしさを語った女性ライターの多かった事… 僕がこの"Hold On Hold Out"を初めて聞いたのは、LPが出る前にラジオでOAされたやつですけど、疾走感にしびれました。番組はセンチメンタル・シティ・ロマンスのマネージャーをされていた竹内正美さんDJの「ミッドナイト東海」だった気がします。
Eric,Mark(マーク・エリック)
A MIDSUMMER'S DAY DREAM: EXPANDED EDITION
- アーティスト: MARK ERIC
- 出版社/メーカー: NOW
- 発売日: 2012/01/09
- メディア: CD
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英Rev-Olaが03年に発掘したサーフィン時代のビーチボーイズのハーモニーを拡大解釈したようなソフトロック・シンガーの唯一作。そのブライアン・ウィルソンへの傾倒ぶりは微笑ましい限りだけど、vibeの使い方がうまくまさに真夏の白昼夢的なドリーミーな感じ。オープニングの"California Home"に泣ける。"Where Do The Girls Of The Summer Go?"もいい。
Eternity's Children(エターニティーズ・チルドレン)
- アーティスト: Eternity's Children
- 出版社/メーカー: Imports
- 発売日: 2002/06/25
- メディア: CD
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b■The Lost Sessions('03)
一時期はソフトロックの最高峰と思ってたけど(最近はそうでもないかな、とも思う)とにかく英Rev-Olaが99年にCD化した時は事件でした。ブルース・ブラックマン(kb)、ロイ・ウィテッカー(ds)が65年にチャーリー・ロス(b)、ジェリー・バウンズ(g)、ジョニー・ウォーカー(g)と組んだファントムスが前身。チャーリー・リッチやB.J.トーマスらのバックを務めながら活動し、リンダ・ロウリー(vo)が加わりバンド名をエターニティーズ・チルドレンと改名。67年にはLAにやってきてA&Mと契約。シングル1枚レコーディングされたがオクラ入り。ただしそのシングルを聞いた元ミュージック・マシーンのキース・オルスンとカート・ベッチャーがprodしての新たなレコーディングが進められ、Capitol傘下のTowerから「Etenity's Children」('68)をリリース。名曲"Mrs.Bluebird"(#69)や"You Know I've Found A Way"を含むがやや粗い。
レコーディング中にブラックマン、ウォーカー、バウンズが辞め、マイク・マクレイン(kb)が参加したためジャケットには4人しか写っていない。69年には2枚目「Timeless」がリリース。これはぐっとソフロ色が濃いポップな出来で、prodはゲイリー・パクストン。aはこの1枚目と2枚目の2in1。bはTowerを離れLibertyに移ったところまでのレア音源集(Gear Fabからのリリース)。