#5

ダウン・ザ・ロード(紙ジャケット)

ダウン・ザ・ロード(紙ジャケット)

ジェームズ・ギャングを辞めてコロラドに住まいを移った頃、ジョーは、同じく在コロラドだったマナサスやポコの面々と交流を持つようになるのですが、そのつながりでかマナサスの2枚目「Down The Road」('73)にも参加してます。マナサスにはアル・パーキンスというスライド弾きがいる上に、このセカンドはスライドの入った曲がわりと多いので、昔からどの曲に参加(細かいクレジットはない)というのは謎でした。昔から思ってたのは、タイトル曲(女性voはジェリー・エイエロ夫人のP・P・アーノルド)のルーズなソロがそうかなあと。09年にアウトテイク集の「Pieces」では別ヴァージョンの”Lies”にジョー参加(マイアミ録音)とクレジットがつきましたが、ここでのスライドはジョーというよりもパーキンスっぽいので更に謎が深まった感じではあります。ただしgとしかクレジットないのでリズムgかも?という気もします。

old#3

■Hello Old Friend / Eric Clapton

ノー・リーズン・トゥ・クライ

ノー・リーズン・トゥ・クライ

メロウすぎるという評価もわからんでもない「No Reason To Cry」('76)はもう大好きな1枚でして、ザ・バンドやディランの影はありますが、「Slowhand」というピークに向かってまっしぐらのクラプトン・バンドのアンサンブルも素晴らしいです。とりわけマーシー・レヴィとイヴォンヌ・エリマンのコーラス隊が随所でいい仕事をしてます。この"Hello Old Friend"は、リードをジョージ・テリーにまかせ、気楽にアコギを弾くクラプトンは、そこらへんのオッサンみたいでまたカッコイイのです。