【月曜インスト】Wim-Wom / Hookfoot

フックフットは71年にDJMからデビューした4人組で、ファーストでニール・ヤングとスティルスの曲をそれぞれカヴァーしてた事から米憧憬的英ロックな感じでとらえられてますがそうとも割り切れません。さわやかなカラッとした感じはなく湿った土の匂いがします。メンバーのうちエルトン・ジョンとの親交があるカレブ・クエー(Caleb Quaye)は、70's終りに英米混成AORユニットのホワイト・ホースに参加するのですが、それはまた別の話。残りの3人はソウル・エージェンツと言うかなり熱いビートバンドを60'sに組んでR&Bをやってました。でファースト「Hookfoot」からの"Wim-Wom"は、ジャズっぽいピアノが入ったこれまた異色のインスト。英ロックの懐の広さを感じます。

https://www.youtube.com/watch?v=XIFgZ8PNU9Y

【名曲リレー103】night#3

■One Night Stand / Janis Joplin with Butterfield Blues Band

ジャニス・ジョップリンで一番好きなのは、死後もだいぶ経ってから発掘された「Farewell Songs」('82)に入った"One Night Stand"だったりします。70年3月バタフィールド・ブルーズ・バンドをバックにした濃い演奏。ポール・バタフィールドのハーモニカ泣きまくってます。管が入った異色のブルーズバンドとして進化し続けていた時期の演奏。この曲調べたら、72年にロイス・リーと言う人がやってましたが、これはジャニスの死後なんで、ひょっとしたら元々ジャニスのレパートリーで(書いたのはスティーヴ・ゴードンと言う人)それをカヴァーしたのかもしれません。
https://www.youtube.com/watch?v=Nc9saY_XcXY
https://www.youtube.com/watch?v=H2_3dN3qRGQ

【名曲リレー104】one#2

■One Thing Leads To Another / The Fixx

フィクスはイギリスのバンドですが、80'sの第2次ブリティッシュ・インヴェイジョンによって本国よりも先にアメリカでヒットしています。83年に#4まであがった”One Thing Leads To Another”は最大のヒット曲。prodはルパート・ハインでした。セカンドの「Reach The Beach」から。余談ですがこのジャケのイラストを担当したジョージ・アンダーウッドと言う人は、「All The Young Dudes」(モット・ザ・フープル)、「Hunky Dolly」(ボウイ)そしてジェントル・ジャイアントのファーストのイラストを描いた人だとか。

https://www.youtube.com/watch?v=JHYIGy1dyd8