インスト
67年の英ブルーズ・ブーム(サヴォイ・ブラウン、TYA、チキン・シャック、フリートウッド・マック、ジェスロ・タルと言ったバンドが百花繚乱の世界を繰り広げてました)に乗っかる形で英Parlophoneが、ブルーズをやるならレコード出させてやるという条件でラ…
ジェネシスのフィル・コリンズもいた事があるテクニカルなジャズロック集団ブランドXの「Masques」('78)から。ロビン・ラムレイ(kb)、パーシー・ジョーンズ(b)、ジョン・グッドソール(g)、モーリス・パート(perc)そして多忙なコリンズに代わってチャック・…
ブリティッシュ・ラテン・ロックと言うジャンルがあるのかどうかわかりませんが、ガスやパラディンは一部でそう言われてました。まあサンタナ・スタイルと言う部分があったのかも。パラディンの「Charge!」に入った"Get One Together"は、パーカッシヴなピー…
ロイ・ウッドのウィザードはシングルのB面にインストという、スペクター方式を意識したのかもしれません。HarvestからWarner Brosに移籍した74年に出した"Are You Ready To Rock?”のB面に入ったモンドなインスト。el-sitarの響きが下世話でたまりません。htt…
白人ブルーズ・ハーピストでは今もって最高レベルのポール・バタフィールドをフィーチャーしたバタフィールド・ブルーズ・バンドがElektraからのデビュー作に先駆けたセッション(その多くは後に「Lost Elektra Session」としてまとめられました)は、Kama Sutra…
詳細不明の謎の英サイケグループ、ヘル・プリーチャーズ・インクです。メンバーの記載もない為、また1曲目のこの曲が”Wring That Neck”と酷似してるためパープルのメンバーが変名で参加とか憶測が飛んでますが、スタジオ・ミュージシャンがお遊びでやった企…
トラフィックというバンドは歌よりも演奏に主軸を置いてるので、特に70'sは延々と演奏が続くパターンが多いのですが、長い曲苦手の僕でも割とOKでした。一聴するとだらだらと演奏されてる風にも聞こえますが、実はそうでもなく適度な緊張感があります。sax奏…
こんな寒い冬に日にはぴったりのナンバー。初期アル・スチュアートがバート・ヤンシュの流れを組む英フォークgrtだったことを思い出させます(その後gtrよりもsswとしての才能が上回ってゆくのですけど)。ただしCBSソニーの10周年で77年に廉価で再発されたこ…
キーフによる奇妙なサーカス集団のジャケット「Act One」が有名なVertigoのベガーズ・オペラはプログレの範疇に入りますが、次第にポップな色合いを濃くしていったそうです。曲はファーストの「Act One」に入ったものながら女性メロトロン奏者、ヴァージニア…
イアン・マシューズとプレイン・ソングを組んだり、リヴァプール・シーンのメンバーでもあったアンディ・ロバーツの初ソロ「Home Grown」('71)に入ったいかにも英フォーク出身者らしいインストです。バックはマイティ・ベイビーの面々ですがロバーツの弾くア…
ブリューアー&シップレイの"Bound To Fall"はスティルスがマナサス時代にやってますが、実はこれをマナサスに持ちこんだのはクリス・ヒルマンではなかったのか?という憶測です。3人になったバーズの「Notorious Byrd Brothers」のボーナストラックとして収…
デイル・ホーキンズは"Suzie Q"の作者として知られるロックンローラーですが、リオ・グランデのprodやらで70'sの米ロックファンにもそれなりの認識はありました。僕はRev-Olaが再発した際に知ったこの69年のソロ「LA、Memphis & Tyler、Texas」(Bell)はスワ…
ストックがたまったので再開です。 アトランタ・ディスコ・バンドはその名の通りアトランタ周辺のスタジオ・ミュージシャンによるディスコ曲。MFSBのアール・ヤングが中心となってるらしいです。この”Bad Luck”は、ヒューズ・コーポレーションの"Rock The Bo…
キャメルの代表作「Snow Goose」('75)は、「ポセイドン・アドベンチャー」や「ジェニー」を書いたポール・ギャリコの小説を原作にしたコンセプト・アルバムです。いくつか山場があるのですが最初のヤマは、この"Rhayader"から"Rhayader Goes To Town"のあた…
デイヴィー・ジョンストーンは全盛期のエルトン・ジョン・バンドのgtrで、「Madman Across Water」から80's半ばまで参加(途中抜けてるところもあり)。それ以前にはフォークロックのマグナ・カルタにいた関係で73年のソロ「Smiling Face」にはvo曲以外に英フ…
バリー・ゴールドバーグは、エレクトリック・フラッグのkb奏者でホワイト・ブルーズに特化したソロを何枚も出してますがどれも一般的な人気というよりは熱心なマニア向き。Atcoに70's半ばに残したやつはスワンプ的な見地から最近は評価が高いようです。70年…
アラン・パーカー(g)、ハービー・フラワーズ(b)というブルー・ミンクのメンバーは元々がスタジオ・ミュージシャンで、他のメンバーの組み合わせによってアグリー・カスタード、ランプルスティルトスキン、そしてハングリー・ウルフを名乗ります。ハングリー…
フックフットは71年にDJMからデビューした4人組で、ファーストでニール・ヤングとスティルスの曲をそれぞれカヴァーしてた事から米憧憬的英ロックな感じでとらえられてますがそうとも割り切れません。さわやかなカラッとした感じはなく湿った土の匂いがしま…
Transatlanticと言う英フォークを得意とするレーベルの中にもハードロック〜サイケのバンドはいました。ジョディ・グラインドもその一つ。セッション多数のkb奏者ティム・ヒンクレイをフィーチャーした3人組でセカンドの「Far Canal」('70)では耽美的な曲も…
ストレイ・ドッグはELPのManticoreと契約したテキサスのバンド。元々、フリーの「Heartbreaker」にgでゲスト参加したスナッフィ・ウォルデン(ラビット・バンドリックのテキサス時代の友人だった)が地元に帰って組んだバンドで、グレッグ・レイクのprodで73…
マイク・ポストはTVMの劇伴音楽を手掛けたkb奏者、作曲家で、こうしたテーマ曲がしばしばヒットチャートに入る事もありました。一番有名なのは「ロックフォード氏の事件メモ」(The Rockford Files)とこの「ヒル・ストリート・ブルース」ですね。どちらも刑事…
■Mose Knows / Mose Jonesモズ・ジョーンズってこの2枚目「Mose Knows」が独Line傘下のレーベルから93年にCD化されたっきりです。そのCDもジャケットはトリミングされてるわ、廃盤になって久しいわと少々怪しい部分はあります。モズ・ジョーンズは、ブライア…
A.B.スカイ(A.B.Skhy)は60's末に東部のウィスコンシンから登場したサイケ~ブルーズ・ロックです。dsが後にデイヴ・メイスン・バンドで叩くリック・ジェイガーだったこと(この曲では未参加)、このグルーヴィーなオルガンが入った”Camel Back”がちょっとし…
忘れがちですがパブロ・クルーズは後期ストーングラウンドのメンバー+イッツ・ア・ビューティフル・デイのバド・コックレル(b,vo)から成るのでれっきとしたシスコ・サウンドの後継者なのです。セカンド「Lifeline」のジャケットのイメージや"Zero To Six In …
いやまあ、僕が挙げる事もないんですが、ザッパの泣きのgが楽しめる、門外漢の僕でもOKなやつです。なんとなくジェフ・ベック・グループの"Definitely Maybe"を思い出します。76年の「Zoot Allures」から。ロイ・エストラダ(b〜元リトル・フィート)、テリー…
70's末にキングから出てた「ヨーロピアン・ロック・コレクション」がそうだイギリスもヨーロッパだ!と開き直ってブリティッシュロックを紹介し始めたのは嬉しい限りでした。60'sにはニュー・ジャズ・オーケストラにいたと言われても当時全然ピンとこなかった…
ちょうど「Band On The Run」時期にポール・マッカートニーがカントリー・ハムズの変名で出したシングル('74)です。チェット・アトキンス(g)とフロイド・クレイマー(p)がゲストでノスタルジックな出来になっています。なんでもポール父が作った曲で、病気が…
ジョン・メイオールのブルーズブレイカーズから独立して自身のバンドを始めたキーフ・ハートレーの69年作「The Battle Of North West Six」は、ホーンが入ったジャズ~ブルーズ・ロックです。ハートレー(ds)、ミラー・アンダーソン(g,vo)、ヘンリー・ロウサー(…
深夜のFENの番組のエンディング(だっけ?)で耳にすることが多かった、J ガイルズ・バンドの"Whammer Jammer"は、マジック・ディックの文字通りマジカルなハーモニカ・プレイが楽しめます。「Full House」と言う初期のライヴ盤に入ったヴァージョンが有名で…
メンバー間の不和から現在二つのバンドに別れてしまっているウィッシュボーン・アッシュですが、先週オリジナルメンバーで、bassとvoを担当したマーティン・ターナーが率いるバンド(正式名称はマーティン・ターナー・エクス・ウィッシュボーン・アッシュ、…