●Poets And Painters And Performers Of Blues / Gillian McPherson


ジリアン・マクファーソンは現在も活動を続けるssw(ジリー・マクファーソンとして)。これは英国フォークor女性voのレア盤としてキャサリン・ハウの1枚目と共によく紹介されるもので、71年RCAからリリースされたもので、prodはペンタングルのダニー・トンプソン。よく言われることだが、トラッド系の歌い方ではなく、ぐっとくだけた歌い方で、英フォークというよりもフォーキーなブリティッシュ・ポップといった味わいに近い。ジョン・マーク(g)&ジョニー・アーモンド(ts,fl,perc)及びそのバックのトミー・アイア(kb)、ニュークリアスのロイ・バビントン(b)とブtライアン・スプリング(ds〜ジョン・マーシャルの後任として後に加わる)、ストローブスのデイヴ・カズンズ(g)、スパイク・ヒートリー(ac-b)が参加。達者なバックをつける。"Who's At The Deceiving End?"ではジャズっぽい歌い方で、跳ねるアイアのピアノに乗せていい感じ。アイアは英のニッキー・ホプキンスといった感じで歌を引き立てる演奏のツボを心得て、"Look What We've Got To Do"のさりげないel-pなど、マクファーソンのソウル的な部分をうまく引き出している。ロバート・カービーの弦arrが素晴らしい"Is Somebody In Tune With My Song"や"Muff The Gong"などはフォーキーな魅力がある。リリースはHugo Montesなので盤興しに近いものだろう。残念だが。