a■Ahead Rings Out ('69)*
b■Getting To This ('70)*

Getting To This
ジェスロ・タルのオリジナル・メンバーだったミック・エイブラハムス(g)が、ジャック・ランカスター(horn)、アンディ・パイル(b)、ロン・バーグ(ds)と結成したブルーズ・ロック。ランカスターが吹くflやsaxのせいでタルを思い出してしまう部分はある。aのブタがヘッドフォンしたジャケのイラストは、かつて下北沢のフラッシュ・ディスク・ランチの壁に描かれたこともある。2枚出して(アイランドから)解散した後、リズムセクションは、ジューシー・ルーシー〜サヴォイ・ブラウンに参加する。
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a■Plastic Letters ('77)*
b■Parallel Lines ('78)*
PARALLEL LINES
c■Eat To The Beat ('79)*
d■Auto Americans ('80)*
e■Live ('99)

今では笑い話だけど、ブロンディーはデビュー当時ラモーンズパティ・スミスなんかと同じラインでNYパンクとして紹介された。また人気絶頂期には、デビー・ハリーはモンローの遺児なんてまことしやかな噂が流れた。MTVの時代に重なっていればもっとブレイクしただろうに。確かにデビー・ハリーのキュートな魅力(とはいっても既に妙齢だったが)というものはある。b、cは高校時代の愛聴盤。dでは急に音楽的に目覚めコンセプト・アルバムをつくろうとしたもの。eは99年に発掘された78年と80年のライヴ。
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■Blood Sweat & Tears Greatest Hits ('72)
グレイテスト・ヒッツ
まあ有名バンドだしベスト買っとこうか、くらいのもの。僕にとってはブラスロックはやっぱりきつい。
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span style="color:#0033FF;">■Home At Last ('74)
ホーム・アット・ラスト
次世代のジャクソン・ブラウンとして一部で評価されたウェイン・ベリーテネシー出身のssw。ティンバーというバンドで2枚出した後、トム・ラッシュが「Ladies Love Outlaws」で2曲取り上げた新進のsswとして、RCAからの本作がデビュー(そして唯一の)作品となった。マッスル・ショールズ、LA、ナッシュヴィルで録音され、それぞれにその土地の味わいが出てるけどやはりネッド・ドヒニーらのコーラスが入ったLAものが爽やか。NMMの輸入盤紹介で褒めてて、ずっとさがしてたものをグーゼン、ユニオン神保町店で見つけたときはうれしかった(その後CD化)。その後ティンバー時代の仲間とヴォランティアーズを結成する。
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a■Super Session ('68)
b■It's Not Killing Me ('69)
c■Live At Old Waldorf ('98)
Live at the Old Waldorf

ホワイト・ブルーズというとマイク・ブルームフィールド、という時代が確かにあった。ブルーズ・ギターというよりは手数の多いスライドを堪能できるcは死後発掘された77年のシスコのクラブでのライヴ。フィルモア関連の音源も多い人。自身がリーダーシップを取ったエレクトリック・フラッグではあまり弾いてない。aではスティルスもフィーチャー。
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■We Are Ever So Clean ('68)
We Are Ever So Clean
ブロッサム・トウズは、ジョルジオ・ゴメルスキーのマーマレード・レーベルに2枚のLPを残したバンド。これは67年のファーストで、SGTペッパーズ症候群的なポップサイケ。おもちゃ箱をひっくり返したような楽しさはあるが、深みには欠ける。後にファミリー、スタッドのジム・クリーガンをフィーチャー。解散後B B ブランダーの名前で録音したセッションLPもある(UA)。
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■Best Of Blue Mink ('93)

ブルー・ミンクは、セッション・シンガーとしても有名なマデライン・ベル(vo)、グリーナウェイ&クックの片割れとして裏方としても有名なロジャー・クック(vo)、そしてハービー・フラワーズ(b)、アラン・パーカー(g)ら匿名的な演奏のスタジオメンからなるポップ・グループ。有名なのはヒット曲、"Melting Pot"('70)で、ヒッピー的な時代のムード、バブルガム調のメロディーが英国産ソフトロックとしてもてはやされたこともあったけど、ちょっと違うかなあ。ホリーズもカヴァーした"Gasoline Alley Bred"が好き。"Stay With Me"はイントロがマイケル・マーフィーの"Wildfire"に似ている。これは93年にMusic Collection Internationalから出た17曲入り廉価盤。