Meet Triste Janero / Triste Janero

Finyl2005-02-10

P5さんが掲示板で、「AORは人の作ったコンピで聞くと気持ちいいけど、アルバム1枚だと飽きちゃう」みたいなこと書かれてたけど、僕の場合、慣れ親しんでる白人ロック以外のジャンルは、これにあたる。ソウル、ブラジル関係がそう。セレクトCDなどで昔に比べると格段に異種ジャンル聞く事が多くなったけど、1枚通すとやはりつらい。
トリスト・ジャネーロは、69年にWhite Whaleから1枚出して消えた、テキサス出身のボサノヴァ風ソフトロックで、Rev OlaからのCD化。
セルジオ・メンデスあたりの耳障りがよく、スマートな音作りだけど、1曲1曲はいいのだけど、やはり1枚通すとなんかあまり残らないのだ。それでもカヴァー曲のセンスは良く、ニルソンが書いてBS&Tがカヴァーした”Without Her”(ここではHimに)、スプーンフルの”うれしいあの娘”、そして悶絶的なarrのヤングブラッズの(作者は、ディノ・ヴァレンテ)”Get Together”などはカッコいい。ラストの”T.J.Blues”ではオルガンソロが延々続いたりとなかなかカッコいいのだが。