Theme Song / Keef Hartley Band


themeつながり。
キーフ・ハートレーというとアートウッズ(ジョン・ロードロン・ウッドの兄のアートがいたモッズ系のR&Bバンド)やジョン・メイオールのブルーズブレイカーズのdsだけど、68年に独立してキーフ・ハートレー・バンドを結成している。メンバー・チェンジを煩雑に繰り返すが、ミラー・アンダースン(g、vo〜後にヘムロック)、ゲイリー・セイン(b〜後にユーライア・ヒープで感電事故死)、ミック・ウィーヴァー(kb/元ワインダー・K・フロッグ)、リン・ドブソン(sax、fl/元ソフト・マシーン)にハートレーというラインナップで、71年に4枚目の「Overdog」をリリース。
ジャズロックとブルーズロックの中間を行ったり来たりするような音楽で、少々疲れるんだけど、この4枚目はブラスロック色が薄くなっている。アンダースンはカッティングしまくるgが意外とカッコいい。このTheme Songは、3つのパートから成る組曲で、ジョニー・アーモンド(この人もメイオールのブルーズ学校出身)のflをフィーチャー。途中のインスト主体のパートは、クールなジャズロックでなかなかカッコいい。
個人的にはソロ名義の「Lancashire Hustler」がブルー・アイド・ソウル的(歌ってるのは、ジェス・ローデンでロバート・パーマーとエルキー・ブルックスがハーモニーをつけるというおまけつき)で一番好きなのだけど、これも悪くない。