Here Comes That Rainy Day Feeling Again / The Fortunes

feelingつながり。
バーミンガム出身のフォーチュンズは、デビューは63年とかなり古いが、当時はマージービート風の歌と演奏だったが、”You’ve Got Your Troubles”のヒット(’65)以降コーラスを生かしたソフトな音作りに変化。この曲を書いたのが、ロジャー・グリーナウェイ=ロジャー・クックのコンビで、現在ではブリティッシュ・バブルガムとかサンシャイン・ポップとかもてはやされてるけど、過度なストリングス、コーラスなど、あまり好きではないのが本音(でもこの曲はいい)。グレン・デイルとバリー・プリチャードを中心とする5人組のフォーチュンズが、71年に出した最後のトップ40ヒットが、Here Comes That Rainy Day Feeling Again(邦題は”雨のフィーリング”)。明らかにピークが60’sにあったバンドが、まだやってるんだと70’sに入ってひょっこり出したヒット曲は、どことなく物寂しげな感じがあるが、この曲はどことなく哀愁に満ちてて日本でもヒット。イントロはスティームっぽいが、いかにもグリーナウェイ=クック=トニー・マコーレーあたりが書きそうな感じのメロディだ。

というわけで、6月に入ったことだし、しばらく雨の曲特集行きます。
かつてNHK-FM日曜6時の名番組「リクエスト・コーナー」でDJの石田豊さんが、この時期いつもやってた「水もの特集」の再現。連動したセレクトもあります。

素敵なジャケットの日本盤シングル