Slow Dancing / Unicorn

The Best of
〜slowつながり
ユニコーンはケン・ベイカーを中心とした4人組のイギリスのバンド。田園志向というかアメリカのフォークロックに憧れながら、出す音はイギリスのそれというパターン。トランスアトランティックからデビューした後、ハーヴェストに移り、ピンク・フロイドのgtr、デイヴ・ギルモアのprodであと3枚のLPをリリース。
Slow Dancingは、ラストLPとなった「One More Tomorrow」(’78)から。この頃になるとかなりアメリカナイズされた感じだが、オリジナルに加えアメリカ人のソングライターの作品を取り上げている。この曲は、ジャック・テンプチン(イーグルスの”Peaceful Easy Feeling”の作者)のファンキー・キングス時代のレパートリーで、アリスタから出たファンキー・キングスの唯一のLPにも収録。ここではケヴィン・スミスの繊細なgをフィーチャー。一連のハーヴェスト盤はアメリカでは、キャピトルからのリリースとなったが、英盤のヒプノシスのジャケット(どれも奇妙な味を持ち、あんまり好みではない)は差し替えられている。現在はSee For Milesから出たベストCDで聞ける。