Slow Ride / Foghat

Fool for the City
〜slowつながり
フォガットは、サヴォイ・ブラウンにいたロンサム・デイヴ・ペヴェレット(vo)、トニー・スティーヴンス(b)、ロジャー・アール(ds)の3人がバンドを脱退、ブラック・キャット・ボーンズのロッド・プライス(g)を加え結成された英国人のバンド。ルーツはブルーズロックだが、早くから活動の場をアメリカに見出し、レコードセールス以上にライヴでの観客動員で成功している。2枚目あたりからハードブギー路線に進み、以後このスタイルを貫き通す。時代柄アメリカナイズされた感じがあることはあるが、基本線は変わらない。75年の「Fool For The City」からのSlow Rideは、プライスの粘っこいスライドgをフィーチャーしたこれぞブギーといったナンバー。よく聞けば、一時期のドゥービー・ブラザ−ズも実は近い線にいたわけだ。オリジナル・メンバーのスティーヴンスが抜け(後にノーバディーズ・ビジネス〜ミッドナイト・フライヤー)、prod’erでもある、元アメリカン・ドリームのニック・ジェイムソンが参加。これは一時的なもので、クレイグ・マクレガーにスウィッチしている。リアルタイムでのフォガットというと「ライヴ」(’77)がラジオでかかってたかな?って程度だった。