Lorri / Keith Christmas

Timeless & Strange: Selected Tracks 1969-1971
〜女性名つながり
キース・クリスマスというとプログレ・ファンにはエスペラント・ロック・オーケストラのvoだったり、ELPマンティコアからソロを出したsswということになるけど、もともとはB&CやRCAからLPを出していた、フォーク系のssw。
Castleから去年出た「Timeless & Strange」は初期の2枚からセレクトされたコンピCDだけど、いわゆる弾き語りのフォーキーなナンバーもあることはあるが、パット・ドナルドソン(b)、ジェリー・コンウェイ(ds)のフォザリンゲイのリズム隊に、キース・ティペット(p)、イアン・ホワイトマン(kb)らが絡むジャジーな表情をもったナンバーもあり、またグレイトフル・デッド的なフリーフォームな演奏を聞かせるものもある。
Lorriは、長尺のナンバーだけど白熱した(そしてリラックスした)演奏が長さを感じさせない。これが収められた「Fable Of The Wing」(’70)は、サンディ・ロバートンのprod。長い間入手が難しい1枚だったがこのコンピのおかげで、一部聞けるようになった。