パイロット

Second Flight
■Second Flight / Pilot
75年のパイロットの2枚目。ここから"January"がヒット(#1英)したが、"Magic"の入った1枚目よりもこのセカンドの方が好きだった。AIRスタジオ録音でアラン・パーソンズのprod。ビートルズ直系というかEMIの流れを汲む伝統的なブリティッシュ・ポップスのメロディがまぶしい。後にトリオそしてデュオになってしまうが、デヴィッド・ペイトン(b,vo)、スチュアート・トッシュ(ds,vo)、イアン・ベアンソン(g)、ビル・ライオール(kb,vo)の4人組。スコットランドエディンバラ出身でペイトンとライオールは、ブレイク以前のベイ・シティ・ローラーズのメンバーだったと言うから面白い。一番の出来は"Love Is"だけど、ライオール(後にソロになる)のsynを大きくフィーチャーしたインスト"55。North 3。West"、"You're No1"もいい。"Dear Artist"のヴォードヴィル風味はポール・マッカートニーへのオマージュとも取れる。米盤はまるで別バンドのようなジャケ(タイトルは「January」)