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■Did It Rain ? / Don Everly
50'sを代表するグループ、エヴァリー･ブラザーズは、60's半ばからヒットチャートから全く見放されてしまったけれど、Warner Brosに残した一連の作品は、バーバンクサウンドのひとつのサンプルとなった「Roots」をはじめ、70'sに入ってから評価の対象になった。グループはその後RCAに移り、カントリー･ロック的なLPを出して、兄弟間の不和もあって解散。兄ドン･エヴァリーは74年に2枚目となるソロ「Sunset Towers」をOdeからリリース。なんとこれは英国のカントリー･ロック、ヘッズ、ハンズ&フィートのメンバーをバックにしたもので、アルバート・リー(g,b)、レイ・スミス(g)、ピート・ギャヴィン(ds)が参加。prodはHH&Fのvo、トニー･コールトン。他にもジーン・ルーセル(kb)、ジョー・オズボーン(b)、バディー・エモンズ(steel)が参加した。内容的には混沌としたカントリー･ロックで、好みとは言いがたいけど、"Did It Rain ?"の爽やかさは格別だ。エモンズのsteelの心地よいうねりに身をゆだねたい。
CDは豪Ravenによる2in1が出ている。