night#2

サンセット・ウェディング(紙ジャケット仕様)
■How Goes The Night ? / John G.Perry
「Sunset Wading」は、確か80年ごろにキングのユーロピアン・ロック・コレクションの中で日本盤LPが出て買った覚え。キャラヴァン〜カーヴド・エアーの全盛期のbassistだった、ジョン・ペリーのソロで、いわゆるプログレ的な音とは少し違う感じで、今聞くとニュー・エイジ的なニュアンスもある。そのLPは当時の高校生には地味すぎて、まもなく売ってしまったけど、今年になってBlueprintから出た日本盤を買いなおした(DIWから出た日本盤はオリジナルジャケ(画像)で、手持ちのヤツはトリミングされてて残念)けど、なんか晩秋っぽいイメージで染みる。76年、Deccaからのリリースで、この種の音がそろそろ冷遇されてつつあった時期ながら、マニアックなゲストが客演。元クリムゾンのマイケル・ジャイルズ(ds)、後にクアンタムジャンプで一緒になるルパート・ハイン(kb)、キャラヴァンのジェフリー・リチャードソン(viola,fl)、ブランドXのモーリス・パート(perc)、オザンナ〜ノヴァのエリオ・ダンナ(sax,fl)とカラッド・ルスティッチ(g)、そして元パープルのロジャー・グローヴァー(syn)が参加。ほとんどがインストで、しかもトータルアルバム(湖水地方の一日(夜明けから日没まで)をスケッチした)となっているので、個別の曲としての意味はあまりないのかも知れないが、数少ない歌もの、"How Goes The Night?"は、初期クリムゾンで印象的だった、ジャイルズのタイトなdsが耳に残るもの。ペリーのbとpiano、ハインのsyn、リチャードソンのviolaそしてdsからなるシンプルな音だ。
未だに「サンセット・ウェディング」となってるが「ウェイディング」が正しい。
キャラヴァン時代のJGP。主役ではもちろんないけど重要な役割。曲は有名な"狩りへ行こう"。