love#3

Stop All That Jazz
■Time For Love / Leon Russell
74年に出た「Stop All That Jazz」は、全盛期を過ぎ緩やかに下降線を描き始める頃の1枚。釜茹でにされそうになっているジャケットは、ちょっとマズいのではないか? ナッシュヴィルでピーと・ドレイク(steel)、カール・ヒメル(ds)らをバックに録音されたもの("If Iwere Carpenter"〜ティム・ハーディンのカヴァー)、タルサでギャップ・バンドをバックにしたもの、kb類を中心にほとんどの楽器をリオンが手がけたものなど、いろんなパターンがあるし、ディラン、モ−ズ・アリソン("Smashed"〜カッコイイ。コーラスでマーシー・レヴィ参加)、ドリフターズで知られるスペクター作品(なんとインストの"Spanish Harlem")などのカヴァーも好調。それほど悪い作品ではない。"Time For Love"はリオン一人によるマルチダビングで、90'sの来日公演(kb一台でやってきた)を思い出す。メロディー的には美しいが深みはない。
ボーナス・トラックとしてシングルB面曲の"Wild Horses"が収録されていて、これもなごむ。