#1 1975〜1978

買ってもらったのではなく、初めて自分で買ったレコードは、ずっと林寛子の"素敵なラブリー・ボーイ"('75、キャニオン)*1だと思ってたけど、それは記憶違いで、その次のシングル"カモン・ベイビー"('75)だった。
 Hatfield & The North Oh How We Danced
うちから歩いて3分の不二屋レコード。I山駅前の商店街にあって(当時はもう一軒、駅前にレコード屋があって、これは同級生の女子の家だった)、少なくともしばらくは地元で買うシングル、アルバムはここだった気がする。中学に入った頃なので75年。洋楽よりも日本のアイドルやフォーク(ニュー・ミュージック)を主にラジオで聞いていて、メインはエアチェックだった。最初に買った洋楽のアルバムは、パープルの「カム・テイスト・ザ・バンド」で、LPではなく何故かカセットを購入。その後興味が洋楽に移ってもここでなんとなく買い続ける。76年には近所にもう1軒、名古屋のチェーン店の支店がファッション・ビル(という程のものではない)の中に入り、木ノ内みどりも営業で来た(チューリップの財津が書いた"学生通り"を歌った)し、店も広かったのでよく寄ってはいたが(ちなみに今は3軒とも無い)。中高と電車通学だったので、学校のあるK南市のレコ屋も帰り道よく寄った。しばしば書いているコイケというショップは、夕方には、学校帰りの中高生でごった返してるような店だったけど、何故かイギリス盤のLPを大量仕入れ、それが又ほとんど売れずにだんだん値が下がってゆくのを見てた。70's後半に、トラフィックの「Low Spark〜」、ハットフィールズの1枚目、ジム・キャパルディーの「O How We Danced」、グレン・フィリップスのヴァージン盤などを購入。他にもアカツキ・レコード(この店は数年前までやっていた)、HAKUTOといった店があったが、高2のとき中古屋の存在を知ってから、新品を買うことも少なくなったのだ。
名古屋まで映画を見に行った帰りには、当時名駅のメルサにあったヤマギワ(名駅店は去年の名鉄の改装で無くなった?、ナディア・パークにはまだあると思う)か、家電店、栄電社(現エイデン)のレコード部門、エスミー(これは納屋橋だったかな)で買ってた。輸入盤、新譜が¥1780〜1880(米盤)の時代、英盤はもう少し高くて¥2500〜2700、日本盤LPは¥2500の時代だった。

*1:後年小泉今日子もカヴァー