day#2


■These Days / Gator Creek
たまにはレアなものも紹介しよう。ロギンズ&メッシーナ以前にケニー・ロギンズが参加していたのが大所帯のブラスロック、ゲイター・クリーク。70年に残した「Gator Creek」(Mercury)は未だCD化されていない。メンバーはアラン・ビュートラー(sax,fl)、ディー・バートン(vo,kb)、マイク・ディージー(g,vo)、キャシー・ディージー(vo)、レイ・ネアポリタン(b)、マイク・オマーティアン(kb)、ジーン・ペロ(ds)にロギンズ(g,vo)の8人組。スワンプ・ロックと紹介されてるものもあるが、音はもっと混沌としていて、ロギンズの個性はほとんど出ていない。ただロギンズ&メッシーナでも取り上げる"Danny's Song"をすでにここでやってることに注目。またジャクソン・ブラウンの有名なナンバー"These Days"を取り上げている。この曲は、トム・ラッシュ、イアン・マシューズ、ジェニファー、グレッグ・オールマンなどがカヴァーしたもので、ソングライターとしてのジャクソンの名前を高めた作品。ここでのvoはバートンだろうか、かなり印象が違う。gのディージーは70's初めセッション・ミュージシャンとして多くのLPに参加しているが、70's半ばからとんと名前を聞かなくなった(代わってよく起用されるようになったのがワディことロバート・ワクテルだ)。