wanna#2

Goodbye Cruel World (Dlx)
■I Wanna Be Loved / Elvis Costello & The Attractions
最近はずいぶんごぶさただけど、僕にとって「Punch The Clock」から「King Of America」あたりはよくコステロを聞いた。ラジオからフツーに流れてたし、積極的に過去のカタログを聞こうとしてもやっぱり限界だったのだ。「Goodbye Cruel World」('84)はコステロ自身、最低作といたるところで語っているもので、これを割りと好きな僕は何となく肩身が狭い。ダリル・ホールがvoで参加したシングル、"The Only Flame In Town"のかっこよさに当時参ってしまったけど、ゴドレー&クレームによる奇妙なそして素晴らしいヴィディオ・クリップ(紹介してくれたのはもちろん「ボッパーズ・MTV」のピーター・バラカンだった)が印象的だった"I Wanna Be Loved"ももちろん好き。この曲はスクリッティ・ポリッティのグリーンがvoで参加しているが、当時はそんなこと知る由もなかった。ハイ・サウンドを意識したとコステロのライナーにあるが、ヴィデオのおかげで曲が引き立った数少ない例、とかなり辛い。