rain#3

Bang
■Standing In The Rain / James Gang
ドメニク・トロイアーノが辞め、代わってビリー・コブハムとのセッションで名前を売ったトミー・ボーリンを加えたジェームズ・ギャングの7枚目「Bang」から。前作「Passin' Thru」では、ハードロックに徹しきれない部分(それが魅力だったのだけど)があったが、この「Bang」(昔は「バング」と言われたけどやっぱ「バン」でしょう)では、終始ハードロック。冒頭の"Standing In The Rain"は、イントロのギミックたっぷりのgからして全開。ダビングを重ねたボーリンのgは、後のパープルの傑作「Come Taste The Band」を思わせる。ただ全体に一本調子で飽きる。その辺を改良したのが次の「Miami」だったのだけど、あまりにも不当な過小評価だった。

かなり、クレージーな演奏。