space#3

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■Spaceman / Journey
「産業ロック」とか言われて揶揄されるジャーニーだが、元々は初期サンタナグレッグ・ローリー(kb,vo)とニール・ショーン(g,vo)が73年に新たにスタートさせたシスコのバンド。デビューは74年でこの時点で、エインズレー・ダンバー(ds)、ロス・ヴァロリー(b,vo)の4人組となっていたけど、デビュー前のdsはのちにチューブス、ジェファーソン・スターシップのプレイリー・プリンスだった。売れ出したのはクイーンを手掛けた、英国人ロイ・トーマス・ベイカーがprodして、新加入のスティーヴ・ペリーが朗々たる裏声を聞かせるようになった78年の「Infinity」以後で、それ以前の3枚はさっぱりだった。77年の「Next」に収められた"Spaceman"は、メロディアスなバラードで、いわゆるアメリカン・プログレッシヴな印象を受けないこともないが、ニール・ショーンは弾きまくる。voはローリー。