man#2

Live Herald
Hardy Gurdy Man / Steve Hillage
ハーディー・ガーディーというのは中世ヨーロッパでつかわれた弦楽器の一種。この"Hurdy Gurdy Man"はドノヴァンの68年のシングルがオリジナルで、同名のLPにはレッド・ゼッペリンの3人が参加していることで有名。ゴングを辞めソロ活動に専念し始めたスティーヴ・ヒレッジがトッド・ラングレンのprodで完成させた「L」('76)の冒頭に入っているヴァージョンも有名。バックはユートピアだが、トッド色をねじ伏せる個性もある(ミック・テイラーの後任の数ある候補にヒレッジの名前が挙がったという話も知られているけど、本気で挙げたわけではあるまい)。79年の2枚組のライヴ(といっても3面のみ)の「Live Herald」でのライヴ・パフォーマンスが素晴らしい。高速エンディングはああなってたんだ…この時のバックは、ミケット・ジルディー(sy,vo)、コリン・ベイス(b〜元クランシー)、クライヴ・バンカー(ds〜元ジェスロ・タル)、クリスチャン・ブール(g)、ベイジル・ブルックス(syn)、フィル・ホッジズ(syn)によるL Band。