walk#3

Brothers in Arms
■Walk Of Life / Dire Strates
ダイア・ストレイツといえばパンク〜ニュー・ウェイヴ旋風の吹きまくる70's後半に老舗のVertigoからデビューした4人組です。マーク・ノップラーのgと歌声は、JJ・ケールやディランを思わせ、ストイックでシンプルな音作りがウケ、"Sultans Of Swing"(#4)を含むデビュー作はアメリカでは#2まで上がるヒットとなりました。当時はマーク(g,vo)、デイヴィッド(g)のノップラー兄弟にジョン・イルズレー(b)、元スプリングのピック・ウイザード(ds)という編成でした。ヒット曲"悲しきサルタン"はよくラジオでかかってましたが、ぶっきらぼうな歌い方に余りなじめなかった覚えがあります。80年代に入っても地道にヒットを飛ばして来ましたが、むしろディランの「Slow Train Coming」('79)に参加したマーク・ノップラーのギタリストとしての評価の方が上昇率が大きかったです。それでも4枚目「Love Over Gold」('82)から"Private Investigations"がイギリスで#2まで上がったりもしました。アメリカで中ヒットだった"Industrial Disease"が結構好きだったりします。

そしてMTV時代とリンクした#1ヒットの「Brother In Arms」('85)からの"Money For Nothing"の大ヒット(#1)でヴェテラン健在を強力にアピールしました。何よりもユニークなヴィディオ・クリップの存在が印象的です。後半ポリスの"Don't Stand So Cloce To Me"の一節をスティングが歌うというおまけあり。

"Walk Of Life"は、ここからのシングルでイギリスで#2、アメリカで#7まで上がったヒットです。カントリー・ロック的なメロディーを持ったものでトワンギンなgが気持ちいいです。弾きまくるsteelは誰でしょう?ジョニー・キャッシュに捧げられているとか。