bring#2

- アーティスト: アージェント
- 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
- 発売日: 2008/06/25
- メディア: CD
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大概の物が出てしまった(とはいっても出てしかるべきものもまだ多く残っているという矛盾)という昨今の再発CDシーンですが、去年はこの前書いたエリオット・マーフィー何かと共にアージェントも出ました。紙ジャケで安価だったのがうれしい限りです。どうもプログレと誤解していた節がある(実際そういう曲もあるのですが)のですが、ゾンビーズ解散後ロッド・アージェント(kb,vo)が、ユニット4+2のラス・バラード(g,vo)とボブ・ヘンリット(ds)、マイク・コットン・サウンドのジム・ロッドフォード(b)と結成した4人組がアージェントです。
69年にリリースされたデビュー作「Argent」は、末期ゾンビーズの成功から米先行でリリースされていますが、ゾンビーズの残り香を強烈に感じさせられるナンバーも多く、それに酔ってしまいそうです(とりわけラス・バラードがゾンビーズのコリン・ブランストーンを意識して書いたという"Schhoolgirl")。
スリー・ドッグ・ナイトが取り上げた"Liar"のオリジナルがアージェントによるもの(作者はバラード)だとは知りませんでした。ラストに収められた"Bring You Joy"はアージェントによるバラードで思い入れたっぷりに歌われますが、重いdsが余分でこれが改善されれば尚よかった気もします。
最大のヒット曲はこれ。73年のMidnight Specialです。