【Columbia72年の人たち】10・エリック・アンダースン

エリック・アンダースンは60's末にグリニッジ・ヴィレッジ周辺で歌ってた人で、日本では72年のこのアルバム「Blue River」がsswファンの間で大評判となり、こうした内省的なsswのアルバムが「幻の名盤ブーム」もあって一部の人たちで愛されることになるのです。タイトル曲はジョニ・ミッチェルのコーラスが印象的。ナッシュヴィル録音で、エリア・コードの面々が参加しています。商業的にヒットしたものではないですが、多くの人に愛された1枚。続く作品「Stages」はマスターテープが火事の為紛失し(その後かなりの年月をおいて発掘)、失意のエリックが再レコーディングしたころにはsswのブームは終わっていて、時流に合わせてポップロック風のアレンジを施したその次のはsswファンからもそっぽを向かれたという悲しいオチが付きました。

https://www.youtube.com/watch?v=SKVqORK2byo