72クーダー、寺田十三夫、JS
[US72]【米国ロック72年の70曲】4・Money Honey / Ry Cooder(Reprise)
60'sにはタジ・マハールとのライジング・サンズを経てセッションを開始したライ・クーダーはスライドgの名手であり、アメリカーナと今では言われる古き良きアメリカの伝統音楽を現代的に蘇らせる作業をソロでは行っています。一連のソロは学究的な色合いが濃く、ちょっと親しみにくい部分があるのですが、72年の「Into The Purple Valley」はそこそこポップ感覚もあります。”Money Honey”はドリフターズのカヴァーで途中の強力なスライドと女性voの掛け合いがカッコイイ。
[名曲リレー]【名曲リレー687】have#3
■Have You Seen The Stars Tonite / Paul Kantner & Jefferson Starship('70)
マーティ・バリンの死の報道は残念でした(その前に手術ミスで半身不随みたいなニュースも)。すでにポール・カントナーも鬼籍に入ってるんで、あの頃のJAのメンバーではグレイスだけなんだなあと思うと胸が痛みます。ジェファーソン・スターシップの名前が初めて使われたのがポール・カントナーのソロ「造反の美学」でした。ここからの"Have You Seen The Stars Tinite”はポールとグレイスがユニゾンで歌う力強いメロディーが印象的なナンバー。ジェリー・ガルシアのsteelが浮遊感たっぷりです。
https://www.youtube.com/watch?v=WaRlmClmEy8
【和ものの水曜日】寺田十三夫
00'sの喫茶ロックの時代に再評価された人で、僕は全然知りませんでした。MGMレーベルが契約した日本人第1号アーティストだそう。ウエストコーストっぽい音のアルバトロスも含め、まだまだ聞いたことない物がたくさんあるなあと思いました。この"旅に出よう"は73年頃のシングル?昔はシングルがつべにありましたがラジオ音源のライヴしかありません。
同時代の日本のフォークに比べると、なんて乾いたことよ!