【フリートウッド・マック関連の70曲】25・Ebony Eyes / Bob Welch('77)
マック時代は不遇な印象でしたが、ソロになったらバンドもソロも脚光を浴びて報われた感じがしました。ハードロックのパリスを経てソフト&メロウ時代の77年にリリースした「French Kiss」にはマックのメンバーも協力していました。78年3月のカリフォルニア・ジャム2には、スティーヴィーとミック社長も参加。契約の関係でCBSからのライヴ盤には入りませんでしたが、有名な"Ebony Eyes"はストリングスまみれのスタジオ・ヴァージョンよりもタイトな印象です。
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*[S]■コリン・スコット(Colin Scot)
コリン・スコットは英sswでロバート・フリップ、ブリンズレー・シュワーツ一派、リンディスファーン一派、ピーター・ゲイブリエル、リック・ウェイクマンらが参加した71年のファースト(UA)が有名。なんでもそういうバックがどうこうという内容ではないらしいですが…
【土曜はフォークロック】P.F.スローン
ものの本では、その次はダンヒル勢になるのですが、フォーク調の歌をエレクトリック・ビートに乗せてというフォークロックの概念がこの辺であやふやになってきます。男女混声のハーモニー的なソフトロックテイストに近いものが「フォークロック」に置き換わってゆくのですが、それはまた別の話です(例によってどうでもいい前フリです)。さてバリー・マクガイアの"Eve Of Destruction"はフォークロックというよりはフォークですが、これを書いたP・F・スローンは元々はサーフィン系のファンタスティック・バギーズの出身でスティーヴ・バリと組んで多くの曲を書いてきました。スローンのソロも正確にはフォークの域を出ませんが、他人に書いたデモ音源に限ってはフォークロックテイストが感じされます。”You Baby”はママス&パパスに歌われたナンバーです。
【名曲リレー546】take#2
■Take It To The Limit / Eagles('75)
中学生はエアチェく中心でしたが、ラジオでやっても見知らぬアーティストは素通りしてましたんで、渋谷さんの「ヤング・ジョッキー」を欠かさず聞いてましたが、ただ聞いて感想をメモってたくらい。このサイトhttp://www.eonet.ne.jp/~greenboat/boat/Book1.htmによると、ピンク・フロイドの”ようこそマシーンへ”に続いてイーグルスのこれがかかったのは77年の10月8日とのこと。赤いソニーのカセットの1曲目と2曲目でした。ランディー・マイズナーのゆったりとした歌い方が素敵でしたが、今聞くとフィリーソウルに影響されたストリングスがすごく有効で、これがないランディーがソロでやるヴァージョンは妙に間延びしてしまうのです。だからといってライヴ・ヴァージョンにストリングスを後でオーヴァーダビングするイーグルス首脳はちょっとちがうよなあとも思いますが。