フォークロック

【土曜はフォークロック】マジシャンズ

ゲイリー・ボナー=アラン・ゴードンのコンビはタートルズの"Happy Together"、ラヴィン・スプーンフルの"Me About You"などを書いていますが、アラン・ジェイク・ジェイコブズ、ジョン・タウンリーと組んでいたのがマジシャンズです。「Nuggets」に収録され…

【土曜フォークロック】ミドル・クラス

LPを残せなかったニュー・ジャージーのバンドです。元々はキングビーズを名乗ってました。フォークロックと言うよりはガレージに近いかなあ。voは後にスティーリー・ダンのデイヴィッド・パーマー。bassはシティのチャールズ・ラーキーです。Tomorrowという…

【土曜フォークロック】スコット・マッケンジー

スコット・マッケンジーと言えば”San Francisco”と言う大ヒットがあって、それと"Like An Old Time Movie"だけの人の様なイメージ。元々はジャーニーメンと言うフォークグループにいた人。サマー・オブ・ラヴ賛歌となった”San Francisco”と比べるといかにも…

【土曜はフォークロック】ラヴィン・スプーンフル

スプーンフルをフォーク・ロックの文脈で語るのは少し無理がありますね。もちろんそういう要素もありますが、東海岸らしく、ジャズ、フォーク。ラグタイム、R&B、ジャグバンドなんかも一緒になったごった煮の要素ではあります。一番フォークロックに近いのは…

【土曜はフォークロック】シェール

バーズと競作になったディラン作の"All I Really Want To Do"は実はシェールのヴァージョンの方がヒット(15位)しています(バーズは40位)。12弦gが眩しいフォークロックの定番ですね。https://www.youtube.com/watch?v=4YZZGfAC9dY

【土曜はフォークロック】マウス&ザ・トラップス

「Nuggets」に入ったマウスの"Public Execution"('65)はどっちかと言うとガレージの範疇でしょうか。ディランの”Positively 4th Street”や”Like A Rolling Stone”からの影響が濃い1曲。テキサス出身のロニー・ワイスがマウスの正体で、後にマウス&ザ・トラッ…

【土曜フォークロック】ヤングブラッズ

東部から西海岸へやってきたヤングブラッズをフォークロックに入れるのは無理があるのかもしれませんが、ものの本では一緒に紹介されてます。バナナの弾くエレピがジャジーなのですごく都会的に感じます。ラーガロック風味の”Get Together”(これが一番有名)…

【土曜フォークロック】ウィ・ファイヴ

キングストン・トリオのジョン・スチュワートの弟マイケルをフィーチャーしたウィ・ファイヴは、”You Were On My Mind”('65)をA&Mからヒット(#3)させたサン・フランシスコ出身の男女混成のフォークロックです。ベヴ・ビヴァンズのパワフルなvoをフィーチャー…

【土曜はフォークロック】ボー・ブラメルズ

シスコから登場したボー・ブラメルズはブリティッシュ・インヴェイジョンへの米国からの回答(こういう紋切り型の物言い、よくありますよね)と言われてましたが、デビューは64年でバーズよりも早いのです。哀愁のメロディの"Laugh Laugh"はデビュー・ヒット…

【土曜はフォークロック】ジャッキー・デシャノン

60's初めから活動を続けるsswジャッキー・デシャノンは、70's初めのsswのブームの頃に、ヴェテランとしての意地なのかこのブームに乗る事を避けてしまった関係上、その文脈であまり語られる事が少なくなってしまいました。よってキム・カーンズによる"Bette …

【土曜はフォークロック】グラス・ルーツ

Dunhill勢という事で次はグラス・ルーツです。P・F・スローンとスティーヴ・バリが変名で出してたデモ音源の一つにGrassroots名義のものがあり、レーベルはベドウィンズと言うバンドのvoに歌わせてグラスルーツとしてデビューさせるのですが、こういう架空の…

【土曜はフォークロック】マグワンプス

先週P・F・スローンのところでも書きましたが、ママス&パパスあたりでフォークロックの定義が既にあいまいになってますが… g以上に出し入れされるコーラスの方が雄弁なママス&パパスはNYで結成された4人組。カリフォルニアへやってきてルー・アドラーのDun…

【土曜はフォークロック】P.F.スローン

ものの本では、その次はダンヒル勢になるのですが、フォーク調の歌をエレクトリック・ビートに乗せてというフォークロックの概念がこの辺であやふやになってきます。男女混声のハーモニー的なソフトロックテイストに近いものが「フォークロック」に置き換わっ…

【土曜はフォークロック】サイモン&ガーファンクル

S&Gをここに入れるのはおかしいかもしれません。元々はファーストアルバム('64)に入ったアコースティック・ギターの弾き語りだった”Sound Of Silence”がメンバーには無断でprodのトム・ウィルソンのアイディアによってエレクトリックなバンド演奏を加えられ…

【土曜フォークロック】タートルズ

バーズとくれば次はタートルズです。後のフロ&エディー(ハワード・カイラン&マーク・ヴォルマン)のキャラばかりが焼きついてしまってタートルズのグループイメージがぼやけてしまってますが、ディランの"悲しきベイブ"が最初のヒットになるなど、彼らも…

【土曜フォーク・ロック(新)】バーズ

フォーク・ロックというのはフォークっぽいロック、という意味でもつかわれますけど、いわゆる「フォーク・ロック」とはフォークっぽい硬派な歌詞の歌をロックビートに乗せて歌ったバーズみたいなものを指しますね。歌詞の事はすぐに社会性を持つものとは限…

P.F.スローン

DunhillつながりでP.F.スローンを。フォークロックと言うとバーズばかりで(それもいいですが)、このDunhillの職人を忘れてる事が多いので。 https://www.youtube.com/watch?v=vHm_QDWPQlM

ママス&パパス

フォークロックと男女混成ヴォーカルグループって重なる部分が多いです。後者はそのまんまソフトロックに置き換えることができますし。 バリー・マクガイアのコーラスをやってた連中が独立したのがママス&パパス。今やミッシェル・フィリップスしか存命の人…

ウィ・ファイヴ

最初バーズ出したんで、あとは好きに行きます(^^) サン・フランシスコの5人組ウィ・ファイヴは、65年に"You Were On My Mind"を大ヒットさせています。紅一点ビヴァリー・ビヴンズとジョン・スチュワートの弟マイケルをフィーチャーした男女混声voの奔りでもあ…

バーズ

フォークロックとは何ぞや?と聞かれたらエレクトリックなバック演奏が付いたフォーク・ミュージックと辞書的に答えます。となるとビートルズ+ボブ・ディランの図式から誕生したバーズから始めないといけないわな。メンバーがエレクトリック楽器に不慣れな為…