キンクス、72アッシュ、タイムイズ

[名曲リレー]【名曲リレー695】time#2

■Time Is On My Side / The Rolling Stones('65)

僕の初ストーンズはリアルタイムで「Some Girls」なんですが正直全然ぴんとこなかったのです。ただ同じ頃友人から買った60'sのベスト「Hot Rocks」(当時はこれでしか聞きにくい曲とかもあったのですけど)には痺れました。いわゆる60'sロックを聴くきっかけの一つになったのかもしれません。そこでも印象的だった”Time Is On My Side”はニュー・オーリンズの歌姫アーマ・トーマスのカヴァー。ここでのミック・ジャガーの若いのに貫録ある歌いっぷりは見事です。

https://www.youtube.com/watch?v=EquQEy8GrZ4





[UK72]【英国ロック72年の70曲】22・Blowin' Free / Wishbone Ash(MCA)

ツインリードg・スタイルで美しい旋律を奏でるウィッシュボーン・アッシュは、便宜上ハードロックに分類されますけど、これもまたスタイルとしてはプログレに近いものがあります。アートワークを含む世界観や静と動がはっきりしたドラマティックな展開、ブルーズからの影響の少なさ(MCAと契約した際には同じデレク・ローレンスのprodでデビューしたパープルのリッチー・ブラックモアの助言があったのだとか)などの美意識がテッド・ターナー在籍時の初期にはありました。72年には名盤の誉れ高い「Argus」がリリース。「ヤング・ジョッキー」でかかった"Warrior"が僕のアッシュ・デビューとなりました。動画は73年になりますが「Argus」からの”Blowin' Free”です。

https://www.youtube.com/watch?v=EeY9IRnVmk8

【金曜はキンクスのキ】Milk Cow Boogie~Batman Theme~Tired Of Waiting For You

最初に買ったキンクスのアルバムはSMSから再発された時代のもので、「Live At Kelvin Hall」('67)でした。ビートルズの「Hollywood Ball」やストーンズの「Got Live If You Want It」に通じる音が悪く黄色い声援満載の60'sのビートバンドのライヴ・アルバムですが、スリーピー・ジョン・エステスの”Milk”に”Batman”のフレーズを挿入するセンスに痺れました。5thシングルの”Tired~”にもつながるんですが印象的なイントロがカットされてて残念ではありますが…
https://www.youtube.com/watch?v=KRHeFbGi8vo