人たち

【Polydor70年の人たち】17・マーシャ・ハント

さてPolydorの70年に思わぬ長居してしましたが、最後はマーシャ・ハントです。少し前にミック・ジャガーの間に隠し子がいたと話題になりましたが、この人マイケル・ラトリッジ夫人なんですよね、そういえば。在英の黒人モデル&シンガーで、パープル脱退後の…

【Polydor70年の人たち】16・ジェイク・ホームズ

ゼッペリンの"Dazed and Confused"の元ネタ"I'm Confused"の作者、sswのジェイク・ホームズの「So Close, So Very Far To Go」はナッシュヴィル録音で、エリア・コードの連中が参加したカントリーロック風の1枚ですが、こういうソフトロック風味の曲もありま…

【Polydor70年の人たち】15・ジンジャー・ベイカーズ・エア・フォース

この年元クリームの面々は、クラプトンがデレク&ザ・ドミノス、ブルースがジョン・マクラフリンらと本格的なジャズに、そしてアフロロックといわれたジンジャー・ベイカーの大所帯なエア・フォースは今聞くとトラフィック・タイプの白人ロックに聞こえます。…

【Polydor70年の人たち】14・テン・ホイール・ドライヴ

ゴールディー&ジンジャーブレッズのゴールディーとして60'sには"Can't You Hear My Heartbeat"をヒットさせた、ジェニア・レイヴァンが解散後組んだブラス入りジャズロックがテン・ホィール・ドライヴでした。日本でもCD化されてますが聞くのは初めて、いろ…

【Polydor70年の人たち】13・スティーヴ・ローランド&ファミリー・ドッグ

ローランドはハードやディヴ・ディー・グループを手掛けたprodで、初期にはアルバート・ハモンドもメンバーだったというファミリー・ドッグと合体。ロックと言うよりはポップな音です。この年のシングル”Sympathy”はレアバードのカヴァーです。哀愁のメロデ…

【Polydor70年の人たち】12・ストーン・ザ・クロウズ

女性シャウターのマギー・ベルをフィーチャーしたブルーズ・ロックのストーン・ザ・クロウズのセカンド「Ode To John Law」はなかなかの力作。voとg(レス・ハーヴィー)とorg(ジョン・マクギニス)の拮抗具合が絶妙です。女性シャウターものが総じて苦手な…

【Polydor70年の人たち】11・ティン・ティン

仏蘭西風にタンタンと読むのかは未だに不明なオーストラリアのデュオ。後にONJに"Physical"を書いて有名になったスティーヴ・キプナーがいました。ノスタルジックなメロディーが印象的な"Toast And Marmalade for"Teaは米Atcoでしたが、ヨーロッパはPolydor…

【Polydor70年の人たち】10・ファット・マットレス

ジミ・ヘンドリックスのバンドのbass、ノエル・レディングがエクスペリエンス解散後組んだのがファット・マットレス。米ではAtcoですが英ではPolydorからのリリースになってます。レディングはgにまわっていますがどうしてもジミと比べられてしまうんでかわ…

【Polydor70年の人たち】9・アンボイ・デュークス

ガレージ・パンクの傑作"Journey Of The Center Of Mind"を出してたアンボイ・デュークスは70年にPolydorに移籍していますが、この年2枚目の「Survival Of The Fittest」はライヴ盤で、初めてテッド・ニュージェント&ジ・アンボイ・デュークスのクレジットになり…

【Polydor70年の人たち】8・ベルズ

"Music Box Dancer"のフランク・ミルズがいたカナダのソフトロックがベルズです。キラートラックの"Stay Awhile"はよく年のリリースになるんで今回紹介できませんが、デビューシングルの"Fly Little White Dove"を。紅一点のジャッキー・ラルフ・ジェイミー…

【Polydor70年の人たち】7・カントリー・ファンク

たま〜にエサ箱で見かけた時はこのストレートすぎるバンド名に??と思ったらやっぱり米バンドではなくドイツのバンドでした。音はフォークロック〜カントリー・ロックでファンク的なものはあまり感じません。なんでもベックが"Sissyneck"と言う曲でサンプリ…

【Polydor70年の人たち】6・トゥインク

これぞサイケと言った感じのトゥインク(サンタバーバラ・マシンヘッド〜トゥモロウ〜ピンク・フェアリーズ)のソロが「Think Pink」です。これはもう重量級の身も心もサイケと言った感じで、人間やめてます感が強いです。prodはディヴィアンツ〜ピンク・フェ…

【Polydor70年の人たち】5・エリア・コード615

エリア・コード615とは、ナッシュヴィルの市外局番と聞いたことがあります。主にカントリー系の仕事で知られるナッシュヴィルの腕利きスタジオ・ミュージシャンによるセッション・グループですが、ここで聞かれる音はブルーグラス〜カントリーではないの…

【Polydor70年の人たち】4・フェリス・ホイール

若きリンダ・ルイス(vo)をフィーチャーしたポップなR&Bバンド。ソロになったリンダ人気で盤が高騰した事もありました。スウィンギン・ロンドンっぽいムードもあります。マイク・スノウとの男女ツインvoのスタイル。dsのデニス・エリオットは解散後イフを経て…

【Polydor70年の人たち】3・アンドリュー・レイ

スプーキー・トゥースやマシューズ・サザン・カンフォートに参加したアンディ・レイの唯一のソロも70年にPolydorから出てます。ジャケットがジェネシスで知られるポール・ホワイトヘッドでちょっと不気味な「Magician」ですが、"Get Myself Together"は哀愁…

【Polydor70年の人たち】2・サンダークラップ・ニューマン

最近ジミー・マカロックの事書く機会が多いなあ。サンダークラップ・ニューマンは69年に"Something In The Air"をヒットさせた英フォークロック。中心となってるのはスピーディー・キーンですが、ピート・タウンゼンドがprodしたこともあって、ザ・フーの牧…

【70年Polydorの人たち】1・デレク&ザ・ドミノス

Polydorも2回目ですが今回は70年。デレク&ザ・ドミノスは米ではAtco(その後RSO)なんですが英ではPolydorです。「Layla〜」は、誰でも知ってる永遠の名盤なんで"Tell The Truth"のシングル・ヴァージョンで行きます。僕がこれを知ったのは「History Of Eric …

【69年Capitolの人たち】14・グランド・ファンク・レイルロード

70's半ばまでCapitolを大いに潤すGFRは、この年のデビュー。元々はミシガンで、マネージャーのテリー・ナイト率いるザ・パックを母体としたブルーズ・ロック。デビュー作「On Time」では名曲"Heartbreaker"が収録されてますが、この曲は本国以上に日本での認…

【69年Capitolの人たち】13・ピープル

ピープルは、ゾンビーズの"I Love You"をカヴァーしヒットさせたカリフォルニア出身の1HWなサイケ・ポップな6人組です。Capitol最後のシングルとなった"Ulla"はシンプルで親しみやすいメロディーです。https://www.youtube.com/watch?v=CKU6lhyghg0

【69年Capitolの人たち】12・メリーウェザー

下北フラッシュへ足しげく通ってた頃(20年以上前)、あそこのエサ箱でしか見かけんものがありました。ワーナー系の各種サンプラー、ニッチンガー、ブラッドロック、このメリーウェザーもよく見かけました。買う事はなかったのでどういう音なのかも知らなかっ…

【69年Capitolの人たち】11・ヘッジ&ドナ

ヘッジ・ケイパーズ&ドナ・カーソンの男女デュオで、珍しいのは男性のヘッジが白人で女性のドナが黒人と言う事。ジャクソン・ブラウンのレア曲をやってるという事で随分さがしたのですが、アシッド・フォーク的な感じでなかなかきつかった。今ではフリーフォ…

【69年Capitolの人たち】10・フレッド・ニール

当時NYのグリニッチ・ヴィレッジ周辺では知らぬ者もいなかったフォーク系sswのフレッド・ニールの66年の「Fred Neil」に入った”Everybody's Talkin'”が3年後にシングルカットされたのは、ニルソンによるカヴァーがうわさの男"として映画「真夜中のカーボーイ…

【69年Capitolの人たち】9・ジョー・サウス

ジョー・サウスといえば"Hush"や"Rose Garden"の作者で南部の白人カントリーを代表するsswです。そして特徴的なのはel-sitarの効果的な使用ですね。一番有名なのは”Games People Play”でしょうか。"Don't It Make You Want to Go Home"は、ゆったりとした親し…

【69年Capitolの人たち】8・スティーヴ・ミラー・バンド

69年と言うとサードの「Brave New World」です。ボズ・スキャッグスが抜け、ミラー(g)、ベン・シドラン(kb)、ロニー・ターナー(b)、ティム・デイヴィス(ds)と言うラインナップ。ポール・マッカートニーがポール・ラモーンと言う変名でds叩いたという事ばかり…

【69年Capitolの人たち】7・エドワード・ベア

"Last Song"と言うメロディアスなポップ曲しか知らんと??と思っちゃいますが、カナダのエドワード・ベアのデビュー作「Bearings」は本格的なブルーズロックな曲もありました。"Everyday I Have The Blues"という真摯なホワイトブルーズ。当時よくあるっち…

【69年Capitolの人たち】6・ローサー&ハンド・ピープル

物の本にはサイケと紹介されてる事が多いローサー&ハンド・ピープルもカントリー・ロックに聞こえなくもない。よくは知らないけど69年のシングル”Midnight Ranger”は、ストリングスベンダーみたいなgが聞こえ後期バーズ風でもあります。テルミンやムーグシン…

【69年Capitolの人たち】5・ハニーズ

ハニーズは後のブライアン・ウィルソン夫人のマリリンがいた3人組ガール・グループ。そういうブームが消え去った69年初めにもひっそりシングルを出していました。ハニーズとしてのラストシングル"Tonight You Belong To Me"(ペイシェンス&プルーデンスのあ…

【69年Capitolの人たち】4・ザ・バンド

ストレートをもう一球。サマー・オブ・ラヴといわれたフラワーでピースフルな67年のブームを頂点にサイケデリックも次第に鎮火。少なくとも目に見える形でのサイケは治まり、より内面に向かうのですが、こういう時代に東からとはいえ、ザ・バンドが「Big Pin…

【69年Capitolの人たち】3・ビーチボーイズ

いきなり変化球だったんで直球から。米Capitolといえば、ロック的にはApple誕生までのビートルズであり、ビーチボーイズでありました。69年と言うと「20/20」がリリースの年。ブライアン・ウィルソンの不調からジャケットには映っていませんが作曲面で貢献。…

【69年Capitolの人たち】2・ヒューマン・ビーンズ

デイヴ・エドモンズがラヴ・スカルプチャー以前にいたバンドではなくオハイオ出身のガレージバンド。アイズレーの"Nobody But Me"をヒットさせています、69年には来日しなんとこの年渋公で録音した「Live In Japan」が日本のみで出ています。ヤードバーズの"…