カナダ
カナダとか言う括りでなく、sswのアルバムで5本の指に入るくらい好きなトニー・コジネクの「Bad Girls Song」です。ヘタウマなイラストのジャケットは本で見て知ってましたが80年に日本盤LPがやっと出て、そのシンプルな歌声と映画みたいな(えらくチンプな表…
クリストファー・キーニーは、70'sのスワンプ風味のsswで、一時期かなり入手困難だった記憶があります。72年のファースト「Christopher Kearney」(Capitol)が一番有名でしょうか?アコースティック楽器中心ながら辛口のメロディーでそっけない。この傾向は…
トゥルーパーは78年の"Raise A Little Hell"(#59)のヒットが知られたポップ・ロックですが、僕は「ヤング・ジョッキー」で渋谷さんがかけた"Gypsy Wheeler"が大好きで、エアチェックしたカセットを繰り返し聞いてた記憶があります。これは76年の「Two For The…
カナダのsswというと歌を聞かせるシンプルな弾き語りの人、というイメージが強いですがもちろんそんな人ばかりではないです。エリス・アイランドと言うバンドにいたアダム・ミッチェルは、ニコレット・ラーソンが何曲か取り上げて一部で知られるようになりま…
"霧の中の二人"の邦題で知られる1HWですが、全米#30のヒットも日本ではオリコン#1の大ヒット。GFRの後楽園の前座に選ばれたのは有名な話です。ニール・セダカの"恋の片道切符"にも似た親しみやすいメロディーがヒットのゆえんでしょうか。日本盤のシングルは…
トロント出身のカウボーイ・ジャンキーズは2枚目の「The Trinity Session」('88)が話題になったオルタナティヴ・カントリーのバンドです。そのアルバムではルー・リードの"Sweet Jane"を取り上げてましたが、オリジナルリリースでは未収録だったエルヴィスに…
ステッペンウルフがカナダ出身という事も忘れてました。東ドイツからの移民のジョン・ケイを中心とした5人組。バンド名はヘルマン・ヘッセの「荒野の狼」から取られています。なんといってもデビューLPに入った"Born To Be Wild"で一生記憶に残ります。やはり…
ザ・バンドのリック・ダンコの弟、テリー・ダンコがいたベアフット。当時日本では輸入盤でしか出ませんでしたが、ザ・バンド好きを大いに喜ばせたのは、テリーのvoが兄貴にそっくりだから。この"Mark Twain"なんでザ・バンドのアウトテイクといってもいいく…
キング・ビスケット・ボーイことリチャード・ニューウェルは、オンタリオ出身のブルージーなハーピストです。この人の有名な仕事は、ザ・バンドの育ての親、ロニー・ホーキンスのバンドやクロウバー(シスコのバンドとは別)をバックにしたソロですが、90'sに…
ロンドン出身のカナディアンssw、デイヴィッド・ウィッフェンの名前はエリック・アンダースンが「Blue River」('72)の中でとりあげた”More Often Than Not”で日本のsswファンは大いに注目したといいます。Fantasyから71年に出たファースト「David Wiffen」に…
よくわからないバンドですが中古屋のプライスカードにジェームズ・ギャング風と書かれててだまされた(^^) まあこの例えがわからんでもない3人組ハードロックです。prodは、BTOのランディ・バックマン。72年にABC/Dunhillから出た唯一作ではないかなあ。日本…
ラリー・エンヴォイをリーダーとした3人組、エドワード・ベアーの本質はこの"Last Song"の様なポップな失恋ソングではなく、プログレ的なもっと実験的なものだった気がしますが、そっちはあんまりおもしろくなく、やはりこの曲になってしまいます。トップ40…
これも何度も挙げてますメロディアスなハードロック。アルド・ノヴァっていうかこの曲ぐらいしか知りませんが泣きのメロディー満載で、大好きなベニー・マードーンズの"Into The Night"っぽいところもあってよいのです。モントリオール出身のgtrで、いかにも…
カナダのsswというと長老的な存在はゴードン・ライトフットやブルース・コバーンあたりだと思うのですが(今回残念ながら50選には漏れております)、モントリオール出身のレーナード・コーエンも重鎮です。この人の場合まず詩人であるという事が先にある気が…
プログレっぽいハードロックなのか、ハードロックっぽいプログレなのか、プログレハードと言われる北米のバンドの多くは、どっちかのジャンルに重きを置きながら、もう片方のジャンルにから歩み寄った形を取ってますね。オンタリオ出身のサーガは、どっちで…
カナディアン・スワンプとしてsswファンにも人気のハンス・スタイマー・バンドは、かつて日本で紙ジャケでCD化されたことありましたが、なんとトリオからLPが出てた事もあったそう。意外な骨太なハードロッキンな音でびっくりした記憶があります。同郷の大先…
何度も挙げてるベルズです。ジャッキー・ラルフ(♀)とクリフ・エドワーズ(♂)のvoをフィーチャー。"Stay Awhile"(恋はつかのま)は、ジャッキーのはかなげなウィスパリング・ヴォイスが切ない名曲です(歌詞は結構セクシャルですが)。71年に全米#7まで上がる…
しばらく鰤寄りだったのでメリケン方面で舵を取ります。このカナダものってくくりって結構無謀ですが、なんでもできるんでいいかなと。セレクトは例によってずいぶん偏ってますが、カナディアンってハードロックもポップスもメロディアスなものが多いですね…