サイケ

【英サイケの50曲】50・Love Makes Sweet Music / Soft Machine

最後はワイルド・フラワーズから派生したソフト・マシーンです。67年のデビューシングルは後にゴングを組むデイヴィッド・アレンを加えた4人組でした。このサイケでポップなシングル曲はロバート・ワイアットの元気なvoが聞けるカッコイイナンバーで、Probe…

【英サイケの50曲】49・Place Of My Own / Caravan('68)

カンタベリーのワイルド・フラワーズは、ソフト・マシーンとキャラヴァンに分かれる形で解散。歌と演奏のオーソドックスなスタイルを選んだキャラヴァンもMGMから出たデビュー作に関してはまだまだサイケ臭が強いです。デイヴ・シンクレアの古式ゆかしいオル…

【英サイケの50曲】48・Garden Of Earthly Delights / Arzachel('69)

最後3つは同じ流れにあるようなものです。まずは、後にエッグ、そしてカーンへと移行するスティーヴ・ヒレッジとデイヴ・スチュワートがハイスクール時代に組んでいたユリエールで、ヒレッジが大学進学のために辞めバンドはエッグとなるのですが、Deramと契…

【英サイケの50曲】47・Five Day Week Straw People / Five Day Week Straw People('68)

ハード・スタッフ他のジョン・カン(g)がいたアンドロメダが変名で出したと言われるFDWSPの唯一のLPは、Sagaと言うレーベルから出ていて、カラフルなジャケットが印象的です。いわゆるコンセプト・アルバムではありますが、短い曲それぞれいろんなパターン味…

【英サイケの50曲】46・Love / Virgin Sleep('67)

ヴァージン・スリープはDeramに2枚のシングルがあった4人組バンドです。この"Love"はsitarを使ったインド系サイケの中でも結構好きな方です。https://www.youtube.com/watch?v=a3hf2CR9HDc

【英サイケの50曲】45・I'll Be Late For Tea / Blossom Toes('67)

ジョルジオ・ゴメルスキーのMarmaladeからデビューしたブロッサム・トウズは、後にコックニー・レベルやロッド・スチュワートのバンドでg弾くジム・クリーガンをフィ^チャーした4人組です。2枚あるうち「We Are Ever So Clean」はポップなサイケと言う枠組み…

【英サイケの50曲】44・Wish I Was Five / Scrugg('68)

ジョン・コンゴスがいたという事は知らなかったスクラッグは、元々南アフリカ出身のバンドだそうです。Pyeに残したシングルのB面の”Wish I Was Five”は金属的なイントロからどんどん盛り上げるポップなサイケの隠れた名曲だと思います。discogによるとハード…

【英サイケの50曲】43・It's So Easy Falling / Manfred Mann('68)

ポップなサイケという事でマイク・ダボ期のマンフレッド・マンを挙げときましょう。これはもうマンのkb類がモッドなオルガンからシンセやメロトロンに移ってノスタルジックなムードを醸し出してる事がサイケ化の原動力でしょう。初代voのポール・ジョーンズ…

【英サイケの50曲】42・New York Mining Disaster 1941 / Velvet Fogg('69)

後にウォーホースに加わるフランク・ウィルソンのorganをフィーチャーしたヴェルヴェット・フォッグはPyeからデビューした4人組です。カヴァー曲が多くこれはビージーズのナンバー(他にはトーネイドスの"Telster"もカヴァー)でサイケ風に料理しています。ジ…

【英サイケの50曲】41・Everyone's Gone To War / Frsh Maggots('71)

RCAに1枚LPがあるフレッシュ・マゴッツはジャケットをキーフが手掛けてる事もあってコレクターには注目されてるアシッド・フォーク系のデュオですが、内容はかなり混乱気味。アコギとファズgが共存する不思議な世界の”Everyone's Gone To War”は、この奇妙な…

【英サイケの50曲】40・Flight From Ashiya / Kaleidoscope('67)

後にフェアフィールド・パーラーと改名するカレイドスコープは67年にFontanaからデビューした4人組。日本での知名度はイマイチですが、このバンドを激愛する女性を知っております。酩酊感もある独特の音です。voのピーター・ダルトリーは90'sになって音楽活…

【英サイケの50曲】39・Feeling High / Mellow Candle('68)

72年にDeramから「Swadding Songs」というフォークロックの傑作を出すメロウ・キャンドルもサイケ時代の68年にひっそりとSNBと言うレーベルにこんなシングルを出してました。後のしっとりフォークとはずいぶん違うポップソングですが、作者はクローダー・シ…

【英サイケの50曲】38・Strawberry Fields Forever / Plastic Penny('68)

後にコチーズ〜プロコル・ハルムのミック・グラバム(g)、後にサヴォイ・ブラウン〜UFOのポール・レイモンド(kb)、後のエルトン・ジョンのナイジェル・オルソン(ds)と言うメンツからしてすごいものを期待すると大いにこけるプラスティック・ペニーです。基本…

【英サイケの50曲】37・Peacefully Asleep / Life'N'Soul('67)

再びマイナーどころに戻りまして(^^; Deccaに2枚シングルがありますライフンソウルです。ポップなメロディーとコーラスですが、歪んだgの味わいがかなり好みです。これは最初のシングル"Ode To Billie Joe"のB面になります。prodのスティーヴ・ローランドは、…

【英サイケの50曲】36・Paintbox / Pink Floyd

大物を忘れてました(^^; サイケデリック・ロックの新鋭として紹介されたフロイドの場合、やはりシド・バレット時代かなあ。67年のバレット期の最後のシングル"Apples & Oranges"のB面の"Painbox"は不思議な感覚のナンバー。voはリック・ライトです。perc類が…

【英サイケの50曲】35・3:30 / Unit 2+4('69)

ユニット2+4といえば、ラス・バラードがいたバンドです。これもサイケか?と言われるとちょっとどうかなあ?とも思うけど、69年のラストシングル"I Will"(Fontana)のB面のこの曲の弦を交えた感じがメロディーと共に大好きなんでつい。バラードやボブ・ヘンリッ…

【英サイケの50曲】34・Quiet Explosion / The Uglys('66)

バーミンガムのアグリーズは、他のバーミンガムのバンド同様、同郷の意識が濃く交流が活発です。50's末から活動していたバンドですが、この時期は、後にELOのリチャード・タンディ(kb)や後に独立するスティーヴ・ギボンズ(vo)、後にウイザードのキース・スマ…

【英サイケの50曲】33・Saint & Sceptic / Big Sleep('71)

手のひら人間の奇妙なイラストが有名なビッグ・スリープの「Bluebell Wood」('71)は前身バンドのアイズ・オブ・ザ・ブルーの実質的3枚目にあたるものです。レイ・ウイリアムズ(g)、フィル・ライアン(kb)のマン人脈、ジョン・ウエザーズ(ds)のジェントル・ジ…

【英サイケの50曲】32・Spontaneous Apple Creation / Crazy World Of Arthur Brown('68)

"Fire"で知られるクレージー・ワールド・オブ・アーサー・ブラウンのサイケ感漂うこの曲は、もちろん唯一の同名作から。後にアトミック・ルースターを組むヴィンセント・クレインの暴力的なオルガンも聞きものです。ブラウンのvoはポエトリー・リーディング…

【英サイケの50曲】31・Tread Softly On My Dreams / Czar('70)

ツァーと読むのかなあ? Fontanaに1枚LPがあるバンドですが、サイケからプログレ並行する時期のアンダーグラウンドな1枚として人気らしいです。ただジャケット的に手を出しにくい。「宮殿」級のメロトロンの入った"Tread Softly On My Dreams"はなかなか荘厳…

【英サイケの50曲】30・Afterglow / Small Faces('68)

モッズ・スタイルから始まったスモール・フェイシズの歴史も、DeccaからImmediateへ移る頃になるといろいろなものを吸収しサイケ的な味わいを見せています。「Ogden's Nut Gone Flake」に入った"Afterglow"はシングルヴァージョンよりも圧倒的にLPヴァージョ…

【英サイケの50曲】29・We Built The Sun / Pussy('69)

エルサレム(イアン・ギランがprodした若手のハードロック)が改名したDeramのプッシーとは別バンドで、69年にMorgan Bluetownに1枚「Pussy Plays」を出してる5人組です。「化け猫ロック」の名前でCD化されたこともありましたがジャケットの感じよりももっと繊…

【英サイケの50曲】28・Pictures Of Matchstick Men / Status Quo('68)

ブギー一筋になる前のステイタス・クオーにもこんな時代があったのです。前身のスペクターズを経てPyeからリリースされたデビュー作「 Picturesque Matchstickable Messages From The Status Quo」は、ペッパー軍曹の影響下にあるポップなサイケです。このタ…

【英サイケの50曲】27・My Clown / July('68)

後のジェイド・ウォリアへとつながるジュライは、68年にMajor Minorから1枚アルバムを出しています。加工したvoが印象的なビートルズ的なメロディーが印象的な"My Clown"はインド的な香りもあって良く出来てます。ジャケットの奇抜さで引いてしまうのですが……

【英サイケの50曲】26・Aries / Writing On The Wall('69)

調子に乗ってへヴィ・サイケものをもう1曲。スコットランドのアンダーグラウンドなバンド、ライティング・オン・ザ・ウォールはMiddle Earthと言うマイナーレーベルからデビューしたバンドで、ポップな味わいは皆無。暴力的なorgとgが売り物のバンドで同時期…

【英サイケの50曲】25・The Reason Is / Hawkwind('70)

僕がここで挙げてる多くは67〜70年に集中しています。70'sに入ってからも活動を続けるサイケ的なバンドも多いのですが、それはこの67年以降の熱病のような時代の空気感とは別な気がするのでちょっと外してます。となるとへヴィ・サイケ方面はごそっと抜けて…

【英サイケの50曲】24・So Many Times / Ice('67)

アフィニティーの前身ともいえるアイスは、リントン・ナイーフ(kb)をフィーチャーしたバンドで、Deccaに2枚のシングルを出しています。ここにグラント・サーペルやらモ・フォスター、リンダ・ルイスが加わってバンド名をアフィニテーに変えるのはもう少し先…

【英サイケの50曲】23・Utterly Simple / Traffic('67)

トラフィックのデビュー作「Mr.Fantasy」にもサイケの味わいは感じられますが、その多くはデイヴ・メイスンが担っていたようで、インド趣味満載の”Utterly Simple”ではsitarを弾いたりサウンドコラージュで電話の会話を挿入したりしています。そしてその多く…

【英サイケの50曲】22・Looking Glass / The Gods('68)

ミック・テイラーやグレッグ・レイクもいたという説がある(時期は重なってない)ゴッズは、ユーライア・ヒープの前身の1つともいえるバンドでケン・ヘンズレイ(kb,g,vo)とリー・カースレイク(ds)がおりました。ヒープのドラマティックな路線のルーツはこのヘ…

【英サイケの50曲】21・Kites / Simon Dupree & Big Sounds('67)

ジェントル・ジャイアントのシャルマン兄弟がいたサイモン・デュプリー&ビッグ・サウンズの"Kite"は、#9まで上がる大ヒットになりました。そこはかとない不安を感じさせる曲で、メロトロンの調べがそれを増強させてる感じでもあります。ちなみにメンバーに…