サイケ
最後はワイルド・フラワーズから派生したソフト・マシーンです。67年のデビューシングルは後にゴングを組むデイヴィッド・アレンを加えた4人組でした。このサイケでポップなシングル曲はロバート・ワイアットの元気なvoが聞けるカッコイイナンバーで、Probe…
カンタベリーのワイルド・フラワーズは、ソフト・マシーンとキャラヴァンに分かれる形で解散。歌と演奏のオーソドックスなスタイルを選んだキャラヴァンもMGMから出たデビュー作に関してはまだまだサイケ臭が強いです。デイヴ・シンクレアの古式ゆかしいオル…
最後3つは同じ流れにあるようなものです。まずは、後にエッグ、そしてカーンへと移行するスティーヴ・ヒレッジとデイヴ・スチュワートがハイスクール時代に組んでいたユリエールで、ヒレッジが大学進学のために辞めバンドはエッグとなるのですが、Deramと契…
ハード・スタッフ他のジョン・カン(g)がいたアンドロメダが変名で出したと言われるFDWSPの唯一のLPは、Sagaと言うレーベルから出ていて、カラフルなジャケットが印象的です。いわゆるコンセプト・アルバムではありますが、短い曲それぞれいろんなパターン味…
ヴァージン・スリープはDeramに2枚のシングルがあった4人組バンドです。この"Love"はsitarを使ったインド系サイケの中でも結構好きな方です。https://www.youtube.com/watch?v=a3hf2CR9HDc
ジョルジオ・ゴメルスキーのMarmaladeからデビューしたブロッサム・トウズは、後にコックニー・レベルやロッド・スチュワートのバンドでg弾くジム・クリーガンをフィ^チャーした4人組です。2枚あるうち「We Are Ever So Clean」はポップなサイケと言う枠組み…
ジョン・コンゴスがいたという事は知らなかったスクラッグは、元々南アフリカ出身のバンドだそうです。Pyeに残したシングルのB面の”Wish I Was Five”は金属的なイントロからどんどん盛り上げるポップなサイケの隠れた名曲だと思います。discogによるとハード…
ポップなサイケという事でマイク・ダボ期のマンフレッド・マンを挙げときましょう。これはもうマンのkb類がモッドなオルガンからシンセやメロトロンに移ってノスタルジックなムードを醸し出してる事がサイケ化の原動力でしょう。初代voのポール・ジョーンズ…
後にウォーホースに加わるフランク・ウィルソンのorganをフィーチャーしたヴェルヴェット・フォッグはPyeからデビューした4人組です。カヴァー曲が多くこれはビージーズのナンバー(他にはトーネイドスの"Telster"もカヴァー)でサイケ風に料理しています。ジ…
RCAに1枚LPがあるフレッシュ・マゴッツはジャケットをキーフが手掛けてる事もあってコレクターには注目されてるアシッド・フォーク系のデュオですが、内容はかなり混乱気味。アコギとファズgが共存する不思議な世界の”Everyone's Gone To War”は、この奇妙な…
後にフェアフィールド・パーラーと改名するカレイドスコープは67年にFontanaからデビューした4人組。日本での知名度はイマイチですが、このバンドを激愛する女性を知っております。酩酊感もある独特の音です。voのピーター・ダルトリーは90'sになって音楽活…
72年にDeramから「Swadding Songs」というフォークロックの傑作を出すメロウ・キャンドルもサイケ時代の68年にひっそりとSNBと言うレーベルにこんなシングルを出してました。後のしっとりフォークとはずいぶん違うポップソングですが、作者はクローダー・シ…
後にコチーズ〜プロコル・ハルムのミック・グラバム(g)、後にサヴォイ・ブラウン〜UFOのポール・レイモンド(kb)、後のエルトン・ジョンのナイジェル・オルソン(ds)と言うメンツからしてすごいものを期待すると大いにこけるプラスティック・ペニーです。基本…
再びマイナーどころに戻りまして(^^; Deccaに2枚シングルがありますライフンソウルです。ポップなメロディーとコーラスですが、歪んだgの味わいがかなり好みです。これは最初のシングル"Ode To Billie Joe"のB面になります。prodのスティーヴ・ローランドは、…
大物を忘れてました(^^; サイケデリック・ロックの新鋭として紹介されたフロイドの場合、やはりシド・バレット時代かなあ。67年のバレット期の最後のシングル"Apples & Oranges"のB面の"Painbox"は不思議な感覚のナンバー。voはリック・ライトです。perc類が…
ユニット2+4といえば、ラス・バラードがいたバンドです。これもサイケか?と言われるとちょっとどうかなあ?とも思うけど、69年のラストシングル"I Will"(Fontana)のB面のこの曲の弦を交えた感じがメロディーと共に大好きなんでつい。バラードやボブ・ヘンリッ…
バーミンガムのアグリーズは、他のバーミンガムのバンド同様、同郷の意識が濃く交流が活発です。50's末から活動していたバンドですが、この時期は、後にELOのリチャード・タンディ(kb)や後に独立するスティーヴ・ギボンズ(vo)、後にウイザードのキース・スマ…
手のひら人間の奇妙なイラストが有名なビッグ・スリープの「Bluebell Wood」('71)は前身バンドのアイズ・オブ・ザ・ブルーの実質的3枚目にあたるものです。レイ・ウイリアムズ(g)、フィル・ライアン(kb)のマン人脈、ジョン・ウエザーズ(ds)のジェントル・ジ…
"Fire"で知られるクレージー・ワールド・オブ・アーサー・ブラウンのサイケ感漂うこの曲は、もちろん唯一の同名作から。後にアトミック・ルースターを組むヴィンセント・クレインの暴力的なオルガンも聞きものです。ブラウンのvoはポエトリー・リーディング…
ツァーと読むのかなあ? Fontanaに1枚LPがあるバンドですが、サイケからプログレ並行する時期のアンダーグラウンドな1枚として人気らしいです。ただジャケット的に手を出しにくい。「宮殿」級のメロトロンの入った"Tread Softly On My Dreams"はなかなか荘厳…
モッズ・スタイルから始まったスモール・フェイシズの歴史も、DeccaからImmediateへ移る頃になるといろいろなものを吸収しサイケ的な味わいを見せています。「Ogden's Nut Gone Flake」に入った"Afterglow"はシングルヴァージョンよりも圧倒的にLPヴァージョ…
エルサレム(イアン・ギランがprodした若手のハードロック)が改名したDeramのプッシーとは別バンドで、69年にMorgan Bluetownに1枚「Pussy Plays」を出してる5人組です。「化け猫ロック」の名前でCD化されたこともありましたがジャケットの感じよりももっと繊…
ブギー一筋になる前のステイタス・クオーにもこんな時代があったのです。前身のスペクターズを経てPyeからリリースされたデビュー作「 Picturesque Matchstickable Messages From The Status Quo」は、ペッパー軍曹の影響下にあるポップなサイケです。このタ…
後のジェイド・ウォリアへとつながるジュライは、68年にMajor Minorから1枚アルバムを出しています。加工したvoが印象的なビートルズ的なメロディーが印象的な"My Clown"はインド的な香りもあって良く出来てます。ジャケットの奇抜さで引いてしまうのですが……
調子に乗ってへヴィ・サイケものをもう1曲。スコットランドのアンダーグラウンドなバンド、ライティング・オン・ザ・ウォールはMiddle Earthと言うマイナーレーベルからデビューしたバンドで、ポップな味わいは皆無。暴力的なorgとgが売り物のバンドで同時期…
僕がここで挙げてる多くは67〜70年に集中しています。70'sに入ってからも活動を続けるサイケ的なバンドも多いのですが、それはこの67年以降の熱病のような時代の空気感とは別な気がするのでちょっと外してます。となるとへヴィ・サイケ方面はごそっと抜けて…
アフィニティーの前身ともいえるアイスは、リントン・ナイーフ(kb)をフィーチャーしたバンドで、Deccaに2枚のシングルを出しています。ここにグラント・サーペルやらモ・フォスター、リンダ・ルイスが加わってバンド名をアフィニテーに変えるのはもう少し先…
トラフィックのデビュー作「Mr.Fantasy」にもサイケの味わいは感じられますが、その多くはデイヴ・メイスンが担っていたようで、インド趣味満載の”Utterly Simple”ではsitarを弾いたりサウンドコラージュで電話の会話を挿入したりしています。そしてその多く…
ミック・テイラーやグレッグ・レイクもいたという説がある(時期は重なってない)ゴッズは、ユーライア・ヒープの前身の1つともいえるバンドでケン・ヘンズレイ(kb,g,vo)とリー・カースレイク(ds)がおりました。ヒープのドラマティックな路線のルーツはこのヘ…
ジェントル・ジャイアントのシャルマン兄弟がいたサイモン・デュプリー&ビッグ・サウンズの"Kite"は、#9まで上がる大ヒットになりました。そこはかとない不安を感じさせる曲で、メロトロンの調べがそれを増強させてる感じでもあります。ちなみにメンバーに…