【名曲リレー673】confusion#3
■Wheels Of Confusion / Black Sabbath('72)
お友だちの船長さんが連日挙げてくれたサバスのどれもあまり聞いたことがなく、周りに聞く人がいなかった事もありましたが、ヘヴィだヘヴィだと相当脅かされてビビってた部分もあります。「Vol.4」は確か廉価盤で買った記憶ありますけど、1曲目のこれがブルーズっぽく始まりながら全然そういう展開にならなかった事は覚えてます。
【英国ロック72年の70曲】6・Angel / Rod Stewart(Mercury)
72年はフェイシズとしてのアルバムは出ませんでしたが、ロッド・スチュワートはソロで「Never A Dull Moment」を出しています。全曲ではないけど、ケニー・ジョーンズ(ds)、ロン・ウッド(g)、ロニー・レイン(b)、イアン・マクレガン(kb)のフェイシズのメンバーが参加しています。フェイシズ名義とソロ名義でどう違うのかはよくわかりませんけど(ソロはカヴァーが多い)、ここからジミ・ヘンドリックスのカヴァー"Angel"がヒットしています。ちなみにdsは、第1期ジェフ・ベック・グループでロッドと一緒だったミック・ウォーラーが叩いています。
【月曜の女たち】ラヴド・ワンズ
ラヴド・ワンズ(Ruv'd Ones)は66年ごろにミシガン周辺で活動してたガールズ・ガレージ・バンド(ラナウェイズが世界初のガールズ・バンドとか書いてる「乱暴な」人もいますがそれは全くのウソです)で99年にSundazedからシングル(トレモロズを名乗っていた)やら未発表音源を集めたCDがでて皆びっくらこいたわけです。その少し前にフェミニン・コンプレックスというガールズ・バンドのソフトロックな作品集もCD化されたもので… 今よりも時代のムードがスクエアに近かったでしょうから女性だけのバンドでやってるのがロックンロールですから様々なプレッシャーも相当あったでしょう。演奏は稚拙ですけどほとばしる何かがあることは確か。ふてぶてしさを感じさせるジャケットも素敵です。
【カナダからの手紙〜カナディアンの50曲】42・Circle Game / Joni Mitchell('70)
カナダのsswだけで30曲は選べそうだったのですが、誰も見てくれなさそうなので今回ポップな奴やハードロックもいろいろ入れてみたんですが、カナダのとかよりも女性sswの重鎮でもあるジョニ・ミッチェル。お体はまだまだ本調子に遠いようですがお元気でいて欲しいですね。この黄金の2曲メドレーはすごい。68年のTVライヴだとか。"Both Sides Now"はジュディ・コリンズに、"Circle Game"はバフィ・セント・メリーによって取り上げられた代表曲。とりわけめぐりくる季節と人生をかさ合わせた”Circle Game"は大好きな曲です。ジョニのヴァージョンは3枚目の「Ladies Of The Canyon」に入ってました。
【ニチヨーロピアン】69
カケレコの「DEEP PURPLEからはじまる「弾きまくり」オルガン・ロック探求!」という記事で知ったドイツのアンダーグラウンドなハードロックです。ロックのオルガンでハモンド・オルガンはある意味花形でして、マーシャルのアンプにオルガンをつないで歪ませたというジョン・ロードの手法はハードロックに特化したバンドとして見出した案だったのですね。72年に唯一作「Circle Of The Crayfish」(Phillips)を出したバンドです。kbのArmin Stöweという人は、クラシカルなトーンもあって明らかにジョン・ロードの影響下にありますが、これをノイジーに歪ませるやり方で継承しています。
【英国ロック72年の70曲】5・Space Truckin' / Deep Purple(Purple/EMI)
72年がクラシック・ロックのピークと考えてしまったのはゼッペリンとパープルがこぞって来日したという事もあったのでしょう。本格的な英ハードロック・バンドの来日は前年のゼッペリン初来日ですが、両雄こぞっての来日、おまけにパープルは日本でライヴ録音したものが「Made In Japan」のタイトルで逆輸入の形で世界的にヒットしたこともあるのです。この年には2期の代表作「Machine Head」もリリースされてますが、迫力の面では「Live In Japan」に到底かないません。アンコール含めて全9曲という相当に長尺なライヴで、前年のゼッペリンの評判を聞いたうえで会場に臨んでも、当時の日本のロックファンにとっては黒船的な本格的なハードロックで、強烈なプロの洗礼(何やそれ?)だったでしょうね。「Live In Japan」は"Mule"以外(^^)すべてが名演でしょうが、1期の"Mandrake Root"や"Fools"更にはホルストの「惑星」などを盛り込んだ”Space Truckin'”はやはり圧巻です。
【土曜日はゴフィン=キング】I Didn't Have Any Summer Romance
【カナダからの手紙〜カナディアンの50曲】41・You Savrd My Soul / Burton Cummings('81)
ゲス・フーのvoだったバートン・カミングスは、Portraitに”Stand Tall”というヒット曲がありますが、日本のレーベルのAlfaが米に進出したAlfa Americaでも1枚残しています。ちょっとベタすぎるミディアム調の”You Saved My Soul”は、当時よくラジオでかかってました。
【木曜は81年もの】スターズ・オン45
これはもうアイディアの勝利。権利関係にそんなにうるさくなかった当時だからできた企画でしょう。企画には元ゴールデン・イヤリングのメンバーが絡んでるのだとか。ビートルズの4人に似た声のメンバーを探し出し、オランダのスタジオ・ミュージシャンによる完コピの演奏をディスコビートに乗せてメドレーでつなげるという手法は、本国オランダ〜イギリス〜アメリカの順に大ヒット。当然似たようなインチキメドレーものやら、懐メロをつなげただけの物もどんどん生まれましたが。元々はこの16分弱のメドレーがオリジナルで、前半部分(#1)、後半部分(#67)を編集してシングルカットされました。邦題は”ショッキング・ビートルズ45”でしたが、英題は”Medley”でした。
【名曲リレー672】confusion#2
■Confusion / Electric Light Orchestra('79)
「Out Of The Blue」あたりまでは何とかついていけましたが、アラビアンナイト風青年がELO型円盤を発見(discovery)したジャケットの「Discovery」はちょっとなあという感じでした。タイトルは「Disco」+「Very」の意味もあったのか時流に乗ったディスコっぽい曲もあって、引いてしまいました(この路線は次のサントラ「Xanadu」で完成?)"Confusion"は、あまりヒットしなかったシングルですが、所々に昔のELOらしさを感じますけど。
【英国ロック72年の70曲】4・Down Through The Night / Hawkwind(United Artists)
グラムロックとは、見た目の印象でのジャンル分けもあったので、メイクしたヌードダンサー、ステイシアのいたホークウインドもこのジャンルに数えられることもありました。ドラッグ・カルチャーを避けて通れない、サイケデリックな音ですが、当時としては画期的で、宇宙のイメージを膨らませるのに有能だったデル・デットマーのsynやディク・ミックの電子音も有効的に使われていました。バンドの名前を知らしめた大ヒット"Silver Machine"はおなじみの曲なんで、今日はアコギが効果的に使われ、ニック・ターナーのfluteも宇宙空間を思わせる孤独さを表した"Down Through The Night"を。こうして聞くとスタジオ盤「Doremi Fasol Latido」はおとなしいですね。
【名曲リレー671】saturday#3
■Saturday Morning Confusion / Bobby Russell('71)
ヴィッキー・ローレンスの旦那だったというポップ系sswの最大のヒットが71年の"Saturday Morning Confusion"(土曜の朝の大騒ぎ)です。なんとも軽快な楽しげなポップス。ラッセルという人は、ゲイリー・ルイス&プレイボーイズの曲を書いてた事で有名らしいのですが、知りませんでした。
https://www.youtube.com/watch?v=S3ZqjvfirtU&t=54s
Land Of Confusion=The Land=Land Of1000 dances=$1000Wedding=2000 Miles=Million Miles Away
8 Mile High=High Times=Green Grass And High Tide=Green Tambourine=Green Eyed Lady=Lady=
さねよしxキャンティ
これはいいコラボ。さねよしいさ子が歌う「アンデルセン物語」のキャンティの歌。
[http://www.youtube.com/watch?v=EugYgre8gd0
ザ・ストライクス
"The Shadow"をペイズリー・ブルー抜きのヴァージョンで。冗談画報なんてなつかしいねえ。
[https://www.youtube.com/watch?v=41fEK3vemiM