2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

レーナード・コーエン

■Death Of A Ladies' Man / Leonard Cohen フィル・スペクターがprodして、コーエンにとっては汚点といわれた77年のアルバムだが、実はそんなに嫌いではない。元々コーエンの真摯な(イメージ)世界には少し引いてしまうところがあるし、水と油のコーエンの歌と…

0634★★★★砂漠:伊坂幸太郎(実業之日本社)

エンターテイメント、長編、'05 文句なしの伊坂ワールド。麻雀のシーンはわかりにくいけど素晴らしい青春もの。

0642:The Darlings Of Wapping Wharf Launderette:Small Faces 0643:A Piece Of Cake:渡辺満里奈 0644:Stories:David Blue(Line盤) 0645:Prisoner In Disguise 0646:Off The Shelf:Batdorf & Rodney @P-Can Fudge 20数年ぶりにピーカンで14枚処…

ジョージー・フェイム

■Going Home / Georgie Fame 老人が坂道をゆっくりと登ってくるジャケットが印象的な、ジョージー・フェイムの71年作。僕はCD化されるまで存在すらしらなかったが、Go Jazz All Starsで来日した際、実はクアトロで見てるのだ。ちょうどピーター・バラカンの放…

マイケル・ジョンソン

■Ain't Dis Da Life / Michael Johnson 僕にとってマイケル・ジョンソンといえば"Bluer Than Blue"のヒットを放ったAOR系のsswというイメージだったけど、実はこの人はアコースティック・ギタリストというもうひとつの顔があったのだ。かつて名盤探検隊で発掘…

0641★恋は五・七・五!('05日本)

監督:荻上直子 主演:関めぐみ、細山田隆人、蓮沼茜、小林きなこ、杉本哲太、高岡早紀、嶋田久作 巷で評価が高かった「バーバー吉野」はさっぱりだった。理系の甲子園「ロボコン」を真似たような文系の甲子園をテーマにした本作は、松山を舞台とした俳句甲子…

のっこ

■ベランダの岸辺 / のっこ レベッカというバンドはそれほど好きではなかったけど、80'sの一時期否が応でも耳にせずにはいられないほどの露出度と、存在感があった。のっこというひらがな名義が最初あの人とは思えなかった(ジャケットのイメージも)98年のこの…

シンディー・バレンズ

■Desire Wire / Cindy Bullens シンディー・バレンズは今ではすっかり忘れられた存在の女性ssw〜ロッカー。78年の「Desire Wire」はUAからリリースされたデビュー作でNYのパワーステーション録音。LAのスタジオ・ミュージシャンをバックにしたAOR風作品とは…

0640★★★父と暮らせば('04日本)

監督:黒木和夫 主演:宮沢りえ、原田芳雄、浅野忠信 黒木監督の反戦三部作(長くかかったけど)のトリをかざる1本。井上ひさしの戯曲の映画化で、もともとは二人芝居だったもの。映画版でも舞台はほとんど動かず、演劇的な感じもある。宮沢も原田もうまいし…

0639★★★007/ゴールドフィンガー('64英)

監督:ガイ・ハミルトン 主演:ショーン・コネリー、ゲルト・フレーベ、オナー・ブラックマン、シャーリー・イートン シリーズ第3作で前作「ロシアより愛をこめて」に勝るとも劣らない出来ではあるが、後半だれる。プッシー・ガロアなんて役名貰いながら、ボ…

ソフト・マシーン

■Out-Bloody-Rageous 〜 An Anthology 1967-1973 / Soft Machine 05年に出たProbe〜CBS時代の2枚組アンソロジー。マシーンの場合こういうベストは唐突な感じがしてあまり意味がないのだが、かつて出た「Tripple Echo」に入ったきりのデビューシングルのAB面"…

0633★★パロへの長い道/グイン・サーガ108:栗本薫(ハヤカワ文庫JA)

ヴァレリー・カーター

■Wild Child / Valerie Carter 77年のデビュー作はそのフォトジェニックなジャケットからしてキュートな魅力を出していたが、本格的にAORという看板を掲げたこの2枚目は少々つらい。prodはジェームズ・ニュートン・ハワードでTOTOから、ジェフ・ポ−カロ(ds)…

0638★★血と骨('04日本)

監督:崔洋一 主演:ビートたけし、鈴木京香、新井浩文、田畑智子、松重豊、オダギリジョー、濱田マリ 山本周五郎賞を受賞した梁石日の同名小説の映画化。大阪の朝鮮人街を舞台にした非常に濃い物語・ビートたけしが驚くべき熱演を見せる。他には塩見三省、…

0637★★★アメリカ映画音楽ベスト100・AFIアメリカ映画協会選出('02米)

おなじみのAFIによるベスト100シリーズだけど、今回は主題歌、挿入歌の100曲。よってこの邦題はおかしい。更に演奏者、歌手に対するリスペクトがなされてない(「ワーキング・ガール」と「私を愛したスパイ」で2曲入ってるカーリー・サイモンは、名前も紹介さ…

VA

■After Hours 3 / Various Artists ダーレン・ラヴの珍しいシングルが入ってるので買ってみたノーザン・ソウルのコンピCDだけどやはり門外漢にはつらいかな。そのラヴのは"Too Late To You're Sorry"('66)というもの。60's後半のものはガール・グループ、ガ…

0637★★★にっぽん三銃士・おさらば東京の巻('72日本)

監督:岡本喜八 主演:小林桂樹、岡田裕介、ミッキー安川、藤岡麻里、加賀まりこ、岸田森、和田恵利子 これは未だソフト化されてない喜八作品。五木寛之原作の映画化だが、"ああ爆弾"のようなコメディセンスあふれる傑作。新宿西口のフォーク集会のシーンが…

0632★★陽の子雨の子:豊島ミホ(講談社)

ウィルソン・フィリップス

■California / Wilson Phillips 90'sにメガヒットを飛ばした、ウィルソン・フィリップスは、ブライアン・ウィルソンの娘、カーニーとウェンディーに、ジョン・フィリップスの娘、チャイナのトリオで、いかにもショウビズ的な匂いを持った二世トリオ。04年に…

ホルヘ・カルデロン

■City Music / Jorge Calderon ホルヘ・カルデロンといえば、デイヴィッド・リンドレーのエル・ラヨ・Xのメンバーであり、ウォーレン・ジヴォンのLPでコーラスなどを担当してた人。そのカルデロンが75年に出した唯一のソロが「City Music」という少々ストレ…

ロリ・バートン

■Braekout / Lori Burton 最近のRev-Olaは本当にすごい。ヤング・ラスカルズの"I Ain't Gonna Eat Out My Heart Anymore"や"Baby,Let's wait"を書いたソングライター、ロリ・バートンの67年のソロ(Mercury)のCD化。全く知らなかった人だが、作詞家のパム・…

0631★ブルースノウ・ワルツ:豊島ミホ(講談社)

純文学、中篇、'04 豊島ミホという人は「青空チェリー」しか読んだ事ないけど、気になる人の一人。これは非H系のゴシックロマンス。なんとなくトリュフォーの「野生の少年」っぽい。

ジョナサ・ブルック

■Back In The Circus / Jonatha Brooke ボストン出身で90's初めにストーリーというバンドをジェニファー・キンボールと一緒にやっていた女性sswが、ジョナサ・ブルック。解散後97年からソロとなっているが、この「Back In The Circus」は04年に出た最新作。…

ブリンドル

■Bryndle 69年にA&Mから"Let's Go Home And Start Again"というシングルを1枚出した後解散した4人組。解散の理由は、ウェンディー・ウォルドマンがワーナーと契約、アンドリュー・ゴールドとケニー・エドワーズがリンダ・ロンシュタットのバンドに加わったこ…

0630★★ニッポン泥棒:大沢在昌(文藝春秋)

謀略サスペンス、長編、'06 ちょっと長すぎ。世界を変えるソフトをめぐる話。陳腐といえば陳腐。

0636★★ドラッグストア・ガール('03日)

監督:本木克英 主演:田中麗奈、三宅裕司、柄本明、伊武雅刀、余貴美子、六平直政、杉浦直樹 宮藤官九郎の初めて手がけたオリジナル映画脚本が話題となったが、宮藤は田中麗奈のファンでそもそも田中を念頭において書かれたという。キャラの造形としては「…

ブラウンスミス

■Brownsmith ('76) シアトルのファースト・アメリカンというインディーからリリースされ、その後キャピトルから全国配給されたという、ブラウンスミス唯一の作品。98年にヴィヴィッドからCD化されるまで存在も知らなかった1枚で、プレAORの中でもフォーキー…

スティヴン・スティルス

■Man Alive / Stephen Stills 去年出た久々の新作だけど、これが覇気あるのだ。ヴェテランの旧作は褒めても新作にはとことん辛い僕としても、これはかなりよい。豪華ゲスト(ニール・ヤング、グラハム・ナッシュ、ジョー・ヴァイターリ、マイク・フィニガン…

0629★★象の消滅/短編選集1980-91:村上春樹(新潮社)

純文学、短編集、'05 村上春樹の初期の短編のアンソロジーで93年の米デビュー作にあたる。今となっては気恥ずかしくなるような"中国行きのスローボート"もあるが、"踊る小人"、"納屋を焼く"といった傑作を収録。

オーディエンス

■Friend's Friend's Friend / Audience ハワード・ワース(vo,ac-g)、キース・ジェメル(wind)、トニー・コナー(ds,p)、トレヴァー・ウイリアムス(b)から成るオーディエンスは、文学的な、知的なイメージの4人組。el-g、kb類(pianoはある)なしでもプログレ…